【阪神】ボーア、2度の満塁機に凡退…3タテ阻止へ新4番の覚醒なるか

7回2死満塁、見逃し三振に終わり、打席に立ち尽くすボーア(投手・高木、捕手・炭谷=カメラ・竜田 卓)
7回2死満塁、見逃し三振に終わり、打席に立ち尽くすボーア(投手・高木、捕手・炭谷=カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リ-グ 巨人11―1阪神(20日・東京ドーム)

 阪神の新外国人ボーアが2度の満塁機に凡退し、ブレーキとなった。2点ビハインドの7回2死満塁では左腕の高木を投入され、あえなく見逃し三振。2試合ノーヒットで、対左投手には春先の実戦から20打数無安打とアレルギーぶりを露呈した。開幕連敗スタートは2006年以来14年ぶり。3タテ阻止へ新4番の覚醒が待ち望まれる。

 とてつもなく遠く見えたのか…。体を「く」の字に曲げたが、最後までバットを出せなかった。無観客のドームに響く球審のストライクコール。ボーアは本塁ベースを見つめ、呆然と立ち尽くした。2点を追う7回2死満塁の好機。左腕・高木に簡単に追い込まれ、外角の147キロ直球に見逃し三振に倒れた。

 「自分の打席が違う結果であれば、試合の結果も変わっていただろうし、大事な場面で流れを持ってこれなかった。自分の責任を感じている」

 1点を追う3回2死満塁でも、左腕・田口の低めスライダーに泳がされ、力ない二ゴロに打ち取られた。途中交代を命じられ、開幕から8打数ノーヒット。4番の働きを果たせず、敗戦の責任を背負い込んだ。矢野監督も「あそこで1本出てないっていうのがね。結果的にはポイントになる。何とか1本出てくれたらなというのが、こっちとしての願い」と厳しい表情を浮かべた。

  • 7回で交代となりベンチで厳しい表情のボーア(カメラ・竜田 卓)

    7回で交代となりベンチで厳しい表情のボーア(カメラ・竜田 卓)

 左腕アレルギーが深刻だ。春季キャンプ中の実戦から対左に20打数無安打。本人は「右、左という考えはしていない。意識はない」と話していたが、米大リーグ時代から苦手にし、危惧されていた。B砲が打席に立つと敵軍は引っ張り傾向対策の守備シフトを敷き、当然のように左腕にスイッチ。シーズン早々に“急所”を突かれた。

  • ボーアの対左投手の打席結果

    ボーアの対左投手の打席結果

 虎打線全体も昨季、メルセデス(巨人)やジョンソン(広島)らサウスポーに苦しみ、対左投手にチーム打率2割2分2厘だった。前夜のオーダーから福留、糸原を外して苦境打破の糸口を探ったが、不発。原口のソロによる1点しか奪えず、7回の好機を逃すとドラフト6位・小川らリリーフ勢が崩れて突き放された。

 連敗発進は14年ぶり。巨人との開幕カードに限れば1978年以来42年ぶりの屈辱だ。逆襲へ、B砲がキーマンになることは間違いない。「2試合続けてやられてしまっている。負けたままでは終われない。明日やり返したい」。メジャー通算92発を誇り、不動の4番候補で加入した助っ人がいきなり正念場を迎えた。(小松 真也)

試合詳細
7回2死満塁、見逃し三振に終わり、打席に立ち尽くすボーア(投手・高木、捕手・炭谷=カメラ・竜田 卓)
7回で交代となりベンチで厳しい表情のボーア(カメラ・竜田 卓)
ボーアの対左投手の打席結果
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