【BCリーグ】富山対石川の開幕戦に653人が来場 「新しい観戦スタイルで楽しめた」

県営富山野球場のスタンドでは「着席シール」が張られた席に座り、間隔を開けて応援が行われた
県営富山野球場のスタンドでは「着席シール」が張られた席に座り、間隔を開けて応援が行われた

 BCリーグは20日、各地で約2か月遅れとなる開幕戦が行われた。県営富山野球場(富山市)ではリーグで唯一、観客を入れて富山GRNサンダーバーズと石川ミリオンスターズの対戦が行われ、訪れた653人のファンが試合を楽しんだ。

 両県から多くの観客が訪れる中、高知県から来たという50代女性は「車で10時間かかりましたが、生で野球を見られるのは全国でここだけ。スタッフの苦労や球場の関係者に感謝したい」と笑顔を見せた。

 試合開始2時間前の午前11時から開場。チケット売り場では2メートルの間隔を開けて列を作り、非接触型体温計で体温をチェック。入場前には手指を消毒し、連絡先を記入した。

 スタンドでは「着席シール」が張られた席に座り、間隔を開けて応援した。試合前のセレモニーで富山の永森茂社長は「今シーズンの開催は無理かなという思いもあったが、我々が頑張ることで地域が元気になる。その思いで準備してきました。入場していただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

 試合中は鳴り物や大声での応援は禁止で、静かな雰囲気。選手が好プレーを見せると、拍手で応援した。試合は7回成立後、2時間45分を越えて新しいイニングに入らない特別ルールのため、富山が8回裏に6-5の劇的サヨナラ勝ちを果たした。永森社長は「静かな球場で打撃音や捕球音が聞こえ、拍手が沸き起こる。アメリカのようなスタイルで新鮮でした」と振り返った。

 ゲーム中のイベントやヒーローインタビューもないなど、コロナ前とは違う雰囲気だが、観客と選手が一体となって野球を楽しめるのは大きな一歩。「今後に課題もあるが、新しいスタイルで観戦を楽しめるようにしたい」と永森社長。選手、球団、ファンが力を合わせ、コロナ禍を乗り越える。(中田 康博)

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