【日本ハム】開幕戦黒星スタートも…栗山監督「悔しい思いをさせてもらうのも感謝しながら」

4回無死満塁で押し出し死球を与えた有原(中)(カメラ・清水 武)
4回無死満塁で押し出し死球を与えた有原(中)(カメラ・清水 武)
開幕スタメンで出場した野村(左から2人目)
開幕スタメンで出場した野村(左から2人目)
7回、先発した有原の交代を告げてベンチに戻った栗山監督
7回、先発した有原の交代を告げてベンチに戻った栗山監督

◆パ・リ-グ 西武3―0日本ハム(19日・メットライフドーム)

 3か月遅れの開幕戦で白星発進はならなかった。日本ハムは西武に0―3で完封負け。4投手の継投に、打線がわずか2安打に封じられた。栗山英樹監督(59)が3年ぶり2度目の大役として送り出した先発・有原航平投手(27)は、4回に捕まり3失点。6月の練習試合で好調だった高卒2年目の野村佑希内野手(19)を三塁で先発させたが、勝利には結びつかなかった。

 勝利を届けることはできなかった。3か月遅れの開幕。球音を待ちわびたファンの期待に、応えたかった。指揮官は「(選手たちは)なんとかしようと思っているのが、なんとかしようが形にならない典型的な試合。まあ監督が悪いんだろうな」。打線は中田と石井のわずか2安打と沈黙。有原を援護できないまま、9回が終わった。

 両エースの投手戦だった。春季キャンプ中に開幕投手に指名された有原。コロナ禍で間延びしても6月19日に向け調整し、3回までは完璧な投球だった。4回も3安打を浴びたものの、不運な当たりで先制点を献上。「点を取られたところも打たれて取られたわけじゃない。ちょっと悪いことをした」と指揮官。信頼する大黒柱に白星をつけてやりたかった。

 新しい風も吹いた。三塁には19歳の野村を抜てき。悩み抜いた末、開幕当日の練習前に先発を伝えた。1軍デビュー戦は、2打数無安打。4回には1死満塁で三ゴロを併殺に取り切れない場面もあった。守備のスピード感など課題は多いが「一生忘れないでほしいし、全てのものが彼にとって大きな宝物になると信じている」とこの先見られるであろう成長を願った。

 開幕前の指揮官は、優勝を逆算した際にシーズン終わりにチームがどうなっているかを強調した。大黒柱の有原が無双すれば―。固定できなかった三塁に、新星が台頭すれば―。16年以来のリーグVへの道筋を脳内に描き、メッセージを込め選手を送り出した。

 ナインには、野球ができる喜びを表現してほしい。「withコロナ」で開幕した2020年プロ野球。「悔しい思いをさせてもらうのも感謝しながら。悔しかったりすればするほど、明日から元気いっぱいに野球に敬意を持って感謝して。(見てくれる方に)『しっかり頑張ってるね』って言ってもらえるようにやるしかない」。感謝を胸に戦う120試合が始まった。

試合詳細
4回無死満塁で押し出し死球を与えた有原(中)(カメラ・清水 武)
開幕スタメンで出場した野村(左から2人目)
7回、先発した有原の交代を告げてベンチに戻った栗山監督
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