【あす開幕】和歌山競輪GI第71回高松宮記念杯競輪・東西注目選手(松井宏佑、清水裕友)

次代の日本のエース・松井。強烈ダッシュに注目だ
次代の日本のエース・松井。強烈ダッシュに注目だ

 伝統の東西対抗戦、第71回「高松宮記念杯競輪」は、18日から和歌山競輪場で開催される。GI初開催となるオレンジバンクに、S級の精鋭が覇を競う注目の一戦。スポーツ報知では18日まで5回に分けて東西の注目選手を紹介する。

■松井 宏佑(27)=神奈川・113期=S級1班
 デビュー2年目の昨年、大ブレイクを果たした。競輪では8月の名古屋「オールスター」でG1初出場、11月の小倉「競輪祭」では勝ち上がりに失敗しながら、3日目から3連勝で締めくくり、その勢いで臨んだ12月の別府記念でG3初優勝。デビューからわずか517日での出来事だった。さらに、自転車競技ナショナルチームにも名を連ね、競技歴2年足らずでトラックW杯に初出場(2019―20年シーズン第1戦=ベラルーシ・ミンスク)。ケイリンでいきなり銅メダルを獲得して周囲を驚かせた。

 松井の最大の武器はダッシュ力。大学まではスピードスケートに打ち込んでいたが、五輪出場の夢が破れて競輪選手に転向。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)時代にはゴールデンキャップを獲得するなど、早くから能力の高さを評価されていた。現在も静岡・伊豆を拠点に競技中心の生活を送るが、「競輪祭」も別府記念も年末の「ヤンググランプリ」(立川=3着)も、競技の合間を縫っての出走だったことを考えると、あらためて強さを思い知らされる。

 直前の豊橋「全プロ記念」は、2か月ぶりの実戦で7、8着。今回は当然、巻き返しに燃えている。また、来年の東京五輪代表からは漏れたが、松井が見据えるのは次の24年パリ五輪。世界のトップを相手に脚力を磨き、競輪でも結果を出して堂々と日の丸を背負う覚悟だ。

 ◆松井 宏佑(まつい・こうゆう)1992年9月24日、北海道清里町生まれ。27歳。専修大卒。大学まではスピードスケート選手で、世界ジュニア選手権で入賞歴も。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)113期生として2018年7月の小田原でデビュー(1、1、2着)。同年11月にS級に特進し、昨年の立川「ヤンググランプリ」は3着。自転車競技では昨年11月のトラックW杯ケイリンで銅メダルを獲得。166センチ、75キロ、太もも66センチ。血液型B。

■清水 裕友(25)=山口・105期=S級S班

  • G1連続Vがかかる清水。松浦とのタッグは他の脅威だ
  • G1連続Vがかかる清水。松浦とのタッグは他の脅威だ

 今年2月の豊橋「読売新聞社杯全日本選抜」。打鐘(残り1周半)過ぎにかまし先行に出た松浦悠士に乗って、最終3コーナーで番手まくり。平原康多、山田英明の反撃をしのいで、初タイトルを手に入れた。2014年7月のデビューから、2039日での戴冠(たいかん)。競輪選手にあこがれ、ヒーローは佐藤慎太郎だった少年が、十数年の時を経て、タイトルホルダーの仲間入りを果たした。

 その「全日本選抜」決勝でも連係した松浦とは、いまや無敵のタッグとなっている。昨年末の立川「KEIRINグランプリ」は前を回った清水が5着、松浦が7着だったが、今年に入って精度が増す。6度連係して清水が3勝、松浦が2勝。「全日本選抜」2日目の優秀戦を除けば、番手を回った方が勝つという流れが出来上がっている。直前の久留米記念も、松浦の先行に乗った清水がV。「やっとワンツーできた。今まではどちらか1着でも、もう一方が着外だったので」と、大事な一戦の前にいい形で結果を残せたことを喜んだ。

 5月の静岡「日本選手権」が中止となったことで、清水にとってはG1連続Vの記録もかかる。ナショナルチーム組との対戦ももちろんだが、松浦との前後も興味深い。輪界を引っ張るニューリーダーの戦いぶりに注目だ。

 ◆清水 裕友(しみず・ひろと)1994年11月9日、山口・防府市生まれ。25歳。誠英高卒。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)105期生として、2014年7月に武雄でデビュー(1、1、1着)。一昨年からG1の常連となり、今年2月の豊橋「読売新聞社杯全日本選抜」で初タイトル。166センチ、79キロ、太もも65センチ。血液型A。

■高松宮記念杯競輪の記録 3連覇は54~56年の中井光雄(滋賀)、85~87年の滝沢正光(千葉)の2人が記録。滝沢は他に89、92年も勝ち、歴代トップの5V。第1、2回(50、51年)を勝った山本清治(大阪)を始め、2連覇は61、62年の笹田伸二(徳島)、94、95年の神山雄一郎(栃木)、96、97年の吉岡稔真(福岡)、2009、10年の平原康多(埼玉)、16、17年の新田祐大(福島)が達成。特に吉岡は完全優勝での2連覇で、前年の3、4走目を含めて同一G1で10連勝の記録も持つ。

次代の日本のエース・松井。強烈ダッシュに注目だ
G1連続Vがかかる清水。松浦とのタッグは他の脅威だ
すべての写真を見る 2枚

ギャンブル

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請