【開幕まであと2日】和歌山競輪GI第71回高松宮記念杯競輪・東西注目選手(平原康多、浅井康太)

輪界一のオールラウンダー・平原が総力戦でVを狙う
輪界一のオールラウンダー・平原が総力戦でVを狙う

 伝統の東西対抗戦、第71回「高松宮記念杯競輪」は、18日から和歌山競輪場で開催される。GI初開催となるオレンジバンクに、S級の精鋭が覇を競う注目の一戦。スポーツ報知では18日まで5回に分けて東西の注目選手を紹介する。

■平原 康多(38)=埼玉・87期=S級S班
 東NO1のオールラウンダーとして、確固たる地位を築いてきたのは今更言うに及ばずの感もあるが、年齢的なことを考えると、そろそろ若手の本格的な台頭を待っている。自力でタイトルが狙える力はもちろん衰えていないが、ラインで戦う競輪においては、時に自分の前で頑張る選手も必要になってくる。

 前走の豊橋「全プロ記念」。宇都宮記念の落車不安を抱えながらの参戦だったが、「よほどのことがない限りは走ろうと」と、気力を振り絞って臨んだ。優秀戦を勝ち上がった平原は、メインの「スーパープロピストレーサー賞」での関東結束のために自ら動いた。並びは平原―諸橋―木暮で折れ合うことに。それぞれが戦ってきたバックグラウンドもあり、譲れない部分もあるところを、平原がまとめ上げたのは輪界においてエポックと言っていい。諸橋が村上博幸に絡まれて落車するアクシデントこそあったが、松浦悠士―清水裕友の中国コンビに立ち向かって平原は2着、木暮が3着と、成果を出して見せた。

 2009、10年と連覇を果たした思い出の大会だが、以降は表彰台(3着以内)に上がれていない。落車や失格もあったにせよ、そろそろ結果を残したいところ。自力でも、番手回りでもクオリティーの高いレースを見せるのが平原というレーサーの身上だけに、10年ぶりの奪冠へ、集中力を高めていく。

 ◆平原 康多(ひらはら・こうた)1982年6月11日、埼玉・狭山市生まれ。38歳。川越工高卒。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)87期生として、2002年8月の西武園でデビュー(1、2、9着)。06年「ふるさとダービー富山」でG2初制覇。G1は09、10年びわこ「高松宮記念杯」、09、14、16年小倉「競輪祭」、13年松山、17年取手「読売新聞社杯全日本選抜」の7勝。父・康広さん(29期)は元選手、弟・啓多(97期)は現役選手。185センチ、95キロ、太もも67センチ。血液型A。

■浅井 康太(35)=三重・90期=S級1班

  • 1班でも変わらない強さを見せている浅井が大会初Vへ
  • 1班でも変わらない強さを見せている浅井が大会初Vへ

 今でも違和感のあるファンも多いのではないか。2012年から昨年まで8年連続でS班にいた浅井が、今年は1班に陥落。パンツの色が赤から黒に変わった。「それは気にしない。やることは一緒だから」と本人は言うが、今の浅井のパフォーマンスはS班のそれ。静岡、高知、宇都宮と記念を3V。勝率も6割超と、強さが際立っている。

 昨年は2月の別府「読売新聞社杯全日本選抜」で山中秀将に突っ込んで失格してからリズムが狂った。12月に別府記念を走ったが、決勝で落車し、左鎖骨を骨折。それでも執念で再乗して、ゴール線を通過したのは、2月の失格で迷惑をかけたことがずっと頭にあったから。年が明けてもケガの影響はあったが、傷が癒えるにつれて立て直し、本来の走りを取り戻した。

 前走の豊橋「全プロ記念」。初戦は目標の柴崎淳が清水裕友の強烈なまくりに遭ったが、抜け出して直線伸び2着。自力で戦ったメインの「スーパープロピストレーサー賞」は、勝負どころで後方になり、6着に終わった。それでも「(優勝した直前の)宇都宮記念と何も変えずにいった。感じとしてはもう少し上がってもいいかなとは思うが、まあボチボチ」と手応えはあった様子。最強のS1レーサーが、S班奪還と大会初Vをかけて和歌山バンクに乗り込む。

 ◆浅井 康太(あさい・こうた)1984年6月22日、三重・四日市市生まれ。35歳。朝明高卒。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)90期生として、2005年の松阪でデビュー(2、6、7着)。G1は11年弥彦「寛仁親王牌」、同年岐阜「オールスター」、18年小倉「競輪祭」で3V。「KEIRINグランプリ」は15年京王閣、17年平塚の2勝。179センチ、75キロ、太もも60センチ。血液型O。

 ◆第70回(2019年)高松宮記念杯決勝(岸和田) 優勝=中川誠一郎(熊本)
九州地区で唯一勝ち上がった中川は、近畿1車だった脇本雄太(福井)の番手回りを選択。清水裕友(山口)―小倉竜二(徳島)、平原康多(埼玉)―木暮安由(群馬)、新田祐大(福島)―渡辺一成(福島)、脇本―中川―小原太樹(神奈川)の順で周回。打鐘(残り1周半)前の2コーナーから脇本が全開発進、清水は飛び付けず4番手。最終ホームで8番手から新田がまくり上げるが、直線で中川が抜け出し大会初V。2着は新田、中川に続いた小原が3着。中川は2月の別府「読売新聞社杯全日本選抜」に続き、この年2冠。

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