巨人6000勝の軌跡~1200勝 藤尾1人で3打点の活躍 大洋は象で景気づけも無得点

1955年4月13日付のスポーツ報知
1955年4月13日付のスポーツ報知

 巨人が19日の阪神との開幕戦(東京ドーム)に勝利し、球団通算6000勝を達成した。

 スポーツ報知では、「巨人6000勝の軌跡」と題して、1000勝から100勝ごとの節目勝利を、当時の記事で振り返る。

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◆巨人4-0大洋(1955年4月12日・川崎)〔勝〕安原1勝1敗〔敗〕権藤1勝2敗〔本〕藤尾1号(権藤)

 川崎進出の初の試合に象を2頭も繰り出して景気をつけた大洋は、エース権藤を起用した。だが藤尾を始め、岩本に代わって3番を打った樋笠の活躍などでせっかくの試合を失った。

 権藤は直球に威力がないので、カーブとドロップに頼っていたが、権藤らしい切れ味を見せたのは1回トップの与那嶺を三振させた時。それと藤尾、平井の安打、広岡、千葉の四球で巨人に先取点を許し、なお2死満塁のピンチを迎えた2回、樋笠を鋭いアウドロで打ち取った時ぐらいであった。

 巨人はさらに4回無死、藤尾が左翼席へライナーで本塁打し、7回2死後には広岡の四球を挟んで川上、南村、藤尾が連続安打、その間川上―南村のヒットエンドランの打球を権藤がグラブに当ててはじくなどあって、巨人は結局4点を取った。

 一方大洋は快活安原のよくコントロールされた低めの速球とシュート、カーブ、沈む球などに幻惑されてわずかに3安打、無死から引地が中前安打に出た4回は、次打者青田の鋭い三直を広岡がきれいにさばいて併殺し、やはり無死で椙本安打(三遊間)・小林章四球で迎えた8回の唯一の反撃機には、目時、権藤が連続三振、南が凡退した。(佐野)

 藤尾捕手「本塁打のボールは真ん中胸辺りのストレートだった。安原君の出来は素晴らしく、コーナー低め低めへよく決まりリードしていても気持ちが良かったくらいだ」

巨人

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