村岡桃佳、陸上とスキーのパラ夏冬二刀流挑戦「両大会への出場に全身全霊を注ぐ」

競技用車いすの手入れをする村岡桃佳(スポーツビズ提供)
競技用車いすの手入れをする村岡桃佳(スポーツビズ提供)

 18年平昌パラリンピックのアルペンスキーで5つのメダルを獲得した村岡桃佳(23)=トヨタ自動車=が14日、オンライン上で取材に応じ、来夏に延期された東京パラリンピックと、2022年北京パラリンピックの夏冬二刀流挑戦を明言した。

 村岡は昨年5月に陸上短距離への挑戦を表明し、今年1月にはオーストラリアで行われた大会で100メートル(T54)で日本記録を更新する16秒34の好タイムをマークした。「(スキーか陸上か)どちらか一つを選ぶことも考えたが、両大会でパラ出場を果たしたい気持ちが強くなった。難しい挑戦にはなるが、両大会への出場に全身全霊を注ぎたい」と宣言した。

 最大の関門は、今冬にスキーと陸上を両立するスケジュール面。両大会への出場権を得るためには、国際大会で安定した成績を残さなければならず、「陸上と並行してスキーの活動もしていく。かなり行ったりきたりの生活で、自分自身もやったことがないから可能か不安に思っている」と本音を漏らす。新型コロナの動向次第にはなるが、現時点では今年9月まで陸上に専念。10~12月はスキーの活動を行い、来年1月は再び陸上。2~3月はスキー。4月以降は東京パラへ陸上に専念する構想を描く。

 雪上を滑降しながら姿勢を制御するスキーと、瞬発系の短距離。村岡は「正直(共通点は)あまり見いだせていない。使う筋力、動きも異なると感じている。ただ、(陸上の)練習で30~40キロを走ることもあるし、ベースの体力作りはできる。そういう点はスキーにも生きてくると思う。また、両立することで精神的に鍛えられる面もある」と分析している。

 当面の目標は、今年9月のパラ陸上日本選手権になる。東京パラから、22年北京パラまでは、わずか半年。「そんなに短いスパンで(パラ2大会に)出た人はいないと思うので、私がその第一号になれればいい」。関門が高いほど、乗り越えた喜びも大きいはずだ。

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