紀平梨花が羽生結弦を指導するオーサー氏にも師事「北京五輪へ成長できる。とても楽しみ」

2月、四大陸選手権のエキシビションで演技する紀平
2月、四大陸選手権のエキシビションで演技する紀平
紀平の19-20シーズン全成績
紀平の19-20シーズン全成績

 フィギュアスケート女子で四大陸選手権連覇の紀平梨花(17)が男子で五輪連覇の羽生結弦(25)=ANA=を指導するカナダ人のブライアン・オーサー氏(58)に師事することが13日、分かった。7月に始まる北京五輪プレシーズンからで、メインコーチはこれまで通り浜田美栄氏が務める。新型コロナウイルスによる入国制限が解除され次第カナダに渡り、トロントのクリケットクラブで練習をスタートする。今後は日本とカナダを拠点とする。

 2年後の北京五輪での金メダルへ、紀平が大きな決断を下した。新シーズンが始まる7月から、オーサー氏に新たに師事することになった。浜田氏がメインコーチであることは変わらず、引き続き日本で指導を受けることになる。今後は日本とカナダを行き来しながら、さらなるレベルアップを目指す。

 紀平はスポーツ報知の取材に「北京五輪へ向けて絶対に成長できると考えて決めました。とても楽しみです」と話した。オーサー氏が率いる名門・クリケットクラブはジャンプコーチのジスラン・ブリアン氏、スケーティングコーチのトレーシー・ウィルソン氏らが専門的に指導する。羽生のほかにも、表現力に定評があるジェイソン・ブラウン(米国)、平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)らが拠点としている。

 自分を追い込むための環境を模索していた。「見て学ぶことができることはすごく大きい。見本が目の前にたくさんあると、感覚がつかみやすいと思うので。たくさんのいいジャンプを跳ぶ選手を見て学んで、いいジャンプを自分の感覚に入れられたらなと思っています」。4回転の精度向上を目指すだけでなく、スピンやスケーティングにも磨きをかけたいという思いが強い。

 すでに英語の勉強をスタートさせている。単語帳を自作。ノートに英語と日本語の意味を書き込み、毎日繰り返し眺めながら記憶にすり込ませている。新型コロナウイルスによる自粛期間中も連日トレーニングは欠かさず、ストイックな日々を過ごしてきた。4回転習得のために、特に足腰を鍛えてきた。ダンスに精通する姉の萌絵さんのもと、バレエの練習も積んできた。

 北京五輪のプレシーズンを見据え、サルコーとトウループの2種類の4回転ジャンプ習得を目標に掲げている。「完成形でシーズンに挑みたい。カナダでの合宿で4回転を習得して、初戦でノーミスの演技ができるようにしたい」。ロシアの強豪3人娘のコストルナヤ、トルソワ、シェルバコワが立ちはだかる。「超えないと北京五輪でも優勝をつかめない」。ジャンプの習得に加え、スピンやステップを含めたすべてのエレメンツの質の向上を目指し完成度で勝負する。

 ◆紀平 梨花(きひら・りか)2002年7月21日、兵庫県生まれ。17歳。5歳でスケートを始め、16年に国際スケート連盟(ISU)公認大会で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功。17年にジュニアGPファイナルで女子としては世界初の3回転半―3回転トウループを決めた。18―19年シーズンからシニアデビューし、同年のGPファイナルと四大陸選手権で初出場優勝。154センチ。

 ◆フィギュアスケートの20―21年シーズン日程 6戦あるGPシリーズはスケートアメリカ(ラスベガス・10月23~25日)で始まり、スケートカナダ(オタワ・10月30日~11月1日)、中国杯(重慶・11月6~8日)、フランス杯(グルノーブル・11月13~15日)、ロシア杯(モスクワ・11月20~22日)、NHK杯(大阪・11月27~29日)と続く。四大陸選手権(シドニー)は21年2月8~14日、世界選手権(ストックホルム)は21年3月22~28日。いずれも暫定的な割り当てで、新型コロナウイルスの影響で変更の可能性もある。

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