寺田明日香「色々なことに挑戦できる期間だと思って欲しい」 大迫傑、桐生祥秀らと陸上オンラインイベント

(左から)桐生祥秀、大迫傑、寺田明日香
(左から)桐生祥秀、大迫傑、寺田明日香

 全国高校総体中止を受けて、男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=と男子短距離の桐生祥秀(24)=日本生命=、女子100メートル障害日本記録保持者の寺田明日香(30)=パソナグループ=が12日、オンラインイベントを開催した。3人は陸上に取り組む全国の高校生に向けて「日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」を発足。プロジェクトの第一弾として、「高校陸上オンライン・サミット・ウィズ・アスリーツ」と銘打ち、それぞれがエールを送った。

 高校時代から日本トップクラスの実力者だった3人。桐生は「私服を1枚も持っていなかった。それが普通だと思っていたので…」と競技に打ち込んでいた日々を振り返った。東京から長野・佐久長聖高に進んだ大迫も「寮生活でしたが、外出が禁止というか、する時間がなかった」。ストイックな生活を送った2人に対し、寺田は「北海道だからというのもあるかもしれませんが、のびのび過ごしました」と笑顔で話した。

 今秋のU18&20日本選手権をIHの代替大会として開催することが日本陸連から発表されている。3人はこの大会の標準記録突破のための競技会開催なども視野に入れながらサポートしていくことなどを話し合った。寺田は「まだまだ集まって何かするのは難しいけど、オンラインで集まってもらって練習会などは出来るかと思う。きつい補強とかを苦しんでやってもらう、とかは楽しんでやれる。双方向でコミュニケーションできる何かができたらいい」とオンライントレーニング講座の実施なども提案した。

 さらに、3月の東京マラソンで2時間5分29秒の日本新をマークした大迫は「トップを狙いたい選手に対しては、僕がいる米国の環境が良いと分かったので、そういう道も作ってあげたい」と先駆者としての考えも明かした。「今までは中学、高校、大学、実業団と進むだけで、あまり選択肢がなかった。高校から米国に進む選択肢を作れたらおもしろいし、陸上だけでなく、大学卒業して競技を引退しても社会人として生きていく力が作れると思う」と持論を展開した。

 高校時代に日本のトップや世界を目指して競技に取り組んでいた3人が発足メンバーとなってプロジェクトを設立。今後もスポーツ支援を通じて、“支えあいの大切さ”の発信に取り組んでいる日本生命保険相互会社をビジョンパートナーに迎え、高校生のモチベーションの向上や競技に取り組むきっかけ作りなどの支援を実施していくという。寺田は「誰も通ったことがない道で不安になると思うけど、困っているのは1人じゃない。みんなで手を取り合って頑張れば底上げができるし、孤独を感じてやることもない。色々なことに挑戦できる期間だと思って欲しい」とエールを送った。

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