「簡素な五輪」の大原則を発表した東京2020組織委 聖火リレーの見直し、選手数の削減も 武藤事務総長「変化の可能性もあり得る」

会見する森喜朗会長(右)と武藤敏郎事務総長
会見する森喜朗会長(右)と武藤敏郎事務総長

 東京2020組織委員会は10日、都内で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大で来夏に延期になった東京五輪に向け、IOCとの共同声明で大会の大原則として「簡素(シンプル)な大会」を発表。延期に伴う費用と負担を最小化し、競技と選手に重点を置きつつ、効率化、合理化を進めていく方針を示した。森喜朗会長とともに会見に出席した武藤敏郎事務総長は、簡素化の観点から出場選手の数や聖火リレーの日程などについて質問を受け、「全体に包括的に見直しを行うということであります。五輪は競技、選手がコア。ここについては従来のもので変わらないことを考えないといけない」としつつ、「大前提ではあるが、状況がどのようなものになるか、変化の可能性もあり得る」と言及した。

 さらに聖火リレーについては「現状では見直しの対象」とも説明。武藤事務総長は「聖火リレーの見直しはサービスレベルの対象であって、日程短縮が話し合われていることはない」と強調しつつ「基本は今の状況ですと、(来年)3月から121日。見直しになれば変わってくる」と話した。

 簡素化に向け、開閉会式の規模縮小を始めとして200を超える項目について見直し、この日までにIOCにも報告。武藤事務総長は「簡素化は様々なものが含まれている。換算できないものもある。延期によって全体でどのくらいのお金がかかるかという問題もある」話した。

 大会開催までの期間を6段階にまとめて概要を作り、簡素化の大原則に基づき、大会のロードマップも作成した。「来年春には通常の大会と同様の準備に入りたい」と武藤事務総長。

 来年の大会時の新型コロナ感染防止策についても「最大の課題と認識しております。専門家のスキームを聞きながら、対策を進めつつ、今までより状況が明らかになるであろう秋以降に詳細な検討を行いたい。事態は刻々と変わりますので、コロナ対策は直前まで進めることになると思われます。IOCなど関係団体と緊密に連携して開催に尽力していきたい」と話した。

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