磐田東の190センチ左腕・野ケ本英典が6回2安打無失点…硬かった股関節改善して安定感出た

スポーツ報知
6回を2安打に抑えた身長190センチの磐田東の大型左腕・野ケ本

◆練習試合 浜松開誠館0―1磐田東(7日、浜松開誠館高G)

 今夏の選手権静岡大会の代替大会開催が5日に決定後、初の日曜日となった7日、各地で練習試合が行われた。県立校は現在も対外試合が許されていないが、磐田東は浜松開誠館と私学同士、大会仕様の7イニング制で対戦。190センチの大型左腕・野ケ本英典(3年)が6回を2安打に抑え、1―0の勝利に貢献した。

 磐田東の大型左腕が、マウンドで躍動した。野ケ本は角度のある速球をテンポ良く投げ込み、失策と死球で招いた4回2死一、二塁のピンチも、6番打者を中飛に打ち取った。5回の先頭打者には左前へ運ばれたが、次打者を遊ゴロ併殺に仕留めて、試合の流れを渡さない。6イニングを危なげなく零封し、「スライダーで内角を攻めることができた」と笑顔を輝かせた。

 190センチ、85キロと恵まれた体格だが、体が硬かった。「とくに股関節が異常に硬いんです」と山本幸司部長(44)は話す。新チームに切り替わった昨夏の練習試合で大崩れし、秋の西部大会では背番号14。主戦として投げたものの、県大会では2回戦で敗れた。

 そこでオフは体質改善に取り組んだ。毎日、朝晩それぞれ1時間柔軟体操を行った。ひと冬越えて体が柔らかくなり、下半身の力をスムーズにボールに伝えられるようになった。球速も139キロまでアップ。「安定してきましたね」と山本部長は目を細めた。

 プロ注目の強肩捕手・二俣翔一(3年)とは、小笠浜岡シニア時代からバッテリーを組んできた仲。休校中も寮の周辺を一緒に走るなど、励まし合いながら自主トレを行ってきた。この日は二俣目当てにスカウトが訪れており「うらやましいし、負けてられない。自分もいいところを見せようと思いました」と笑った。

 夏の甲子園はなくなったが、代替大会が決まった今、県の頂点を目指す気持ちは変わらない。野ケ本は「直球と分かっても打たれないだけの球威をつけたい」と7月11日開幕の大会を見据えた。二俣と呼吸を合わせて最後の夏へと進撃を続ける。(里見 祐司)

 〇…高校通算20本塁打を誇る磐田東のドラフト候補・二俣は1番で出場。巨人、日本ハムなど4球団のスカウトが見守ったが、3打数0安打と快音は出ず「ヒットを打って試合の流れを呼び込みたかった」と悔しがった。それでも7回にマウンドに上がると、143キロの速球を投げ込み3人でピシャリ。運動能力の高さをアピールした。広島・松本スカウトは「(打つ方は)力んでいたんでしょう。今後も追いかけます」と評価していた。

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