【西武】登録名9文字のスパンジェンバーグ、実戦5戦5発の大爆発「『スパンジー』と呼んで」

6回1死、この日2本目となる中越えソロを放ったスパンジェンバーグ(カメラ・清水 武)
6回1死、この日2本目となる中越えソロを放ったスパンジェンバーグ(カメラ・清水 武)
スパンジェンバーグ(西武)の6月練習試合成績
スパンジェンバーグ(西武)の6月練習試合成績

◆練習試合 西武5―7中日(6日・メットライフドーム)

 圧倒的な活躍で、その長~い名前を野球ファンにとどろかせ始めた。西武の新助っ人・スパンジェンバーグが3試合連続&2打席連続アーチと大爆発した。

 3点を追う4回1死一、二塁、右腕・山本から左翼席ギリギリに同点3ラン。さらに、2点ビハインドの6回1死で、左腕・福の内角やや高めの144キロ直球をバックスクリーンに運んだ。「練習試合期間は自分のタイミング、スイング、打席でのリズムをうまく取れていることの方が重要」と冷静だったが、勢いは止まらない。練習試合3試合で4本塁打。5月29日の紅白戦でも本塁打を放っており(30日紅白戦はノーアーチ)、実戦5試合で5発となった。

 日本のプロ野球界で珍しい9文字の登録名。カタカナも長いが英文字も長い。田淵幸一も背負った西武の背番号「22」のユニホームには「SPANGENBERG」と実に11文字。ユニホームの余白がほとんどなくなるぐらいだ。「苦労はないよ。テストの時とかに名前を書くのに、時間がかかるぐらいかな」。ロングネームの新助っ人は目尻を下げた。入団会見で「(名前が長いので)『スパンジー』と呼んでください!」と愛きょうたっぷりに呼びかけ、そのニックネームがチーム内に浸透している。

 これまでのキャリアでは、全打順を経験し、昨年は米国で投手と捕手以外すべてのポジションを守ったユーティリティープレーヤー。6月の練習試合は左翼でスタメン出場しているが、1日の巨人戦では途中から三塁も守った。自主練習期間は「真っすぐに振り遅れないように」とマシン打撃などで課題克服。「自分のタイミングを取り戻すことを意識した。結果が出ているので、この期間の取り組みが生きていると思う」

 今年4月には第1子の女児が誕生。「マディソン・スパンジェンバーグ」と命名した長女にデレデレで「娘と一緒にいれば調子も上がる」。まな娘の存在を原動力に、スパンジェンバーグがV3とファンの心をつかみにいく。(森下 知玲)

 ◆コーリー・スパンジェンバーグ(Cory Spangenberg)1991年3月16日、米ペンシルベニア州生まれ。29歳。11年MLBドラフト1巡目(全体10位)でパドレスから指名されプロ入り。14年にパドレスでメジャーデビューし、19年にブルワーズへ移籍。19年12月に西武との契約合意が発表された。メジャー通算419試合で320安打、29本塁打、119打点、打率2割5分6厘。183センチ、89キロ。右投左打。既婚。今季年俸8000万円。

6回1死、この日2本目となる中越えソロを放ったスパンジェンバーグ(カメラ・清水 武)
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