具志堅用高会長「気力、体力ともに難しい年齢になった」白井・具志堅スポーツジムが閉鎖

18年4月、計量に失敗した比嘉大吾(左)をなぐさめる具志堅会長
18年4月、計量に失敗した比嘉大吾(左)をなぐさめる具志堅会長
95年9月、「白井・具志堅スポーツジム」の開館発表会でお互いのチャンピオンベルトを見せる白井義男さん(左)と具志堅会長
95年9月、「白井・具志堅スポーツジム」の開館発表会でお互いのチャンピオンベルトを見せる白井義男さん(左)と具志堅会長
白井・具志堅スポーツジム出身の主な王者
白井・具志堅スポーツジム出身の主な王者

 プロボクシング元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏(64)が会長を務める白井・具志堅スポーツジム(東京・杉並区)は6日、7月31日でジムを閉鎖すると発表した。

 突然の発表だった。具志堅会長はホームページ上で「気力、体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導に当たるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断いたしました」とコメントした。

 同ジムは1995年、日本人初のプロボクシング世界王者となった故・白井義男さんと男子日本記録の世界王座13連続防衛を果たした具志堅会長が共同で設立。同会長がCM出演していた縁で、かつら販売の「アートネイチャー」などから支援を受けていた。具志堅会長の故郷・沖縄出身の選手も多く入門した。

 2012年に、ジムとして男女通じて7度目の世界挑戦で山口直子が初の世界タイトルをつかみ、17年には比嘉大吾がWBC世界フライ級王座を獲得。ジム初の男子世界王者が誕生した。

 だが、18年4月、比嘉が3度目の防衛戦の前日計量で体重超過し、王座を剥奪された。比嘉は日本ボクシングコミッションからボクサーライセンスの無期限停止処分を受け、具志堅会長も戒告処分となった。比嘉は今年2月の再起戦で勝利したが、3月にジムを退所。4月には前日本ライトフライ級王者・高橋悠斗がコロナ禍で試合が延期されたことをきっかけに意欲を失うなどして王座返上し、ジムを去った。近年は選手の流出が続き、元WBC世界ライトフライ級王者で、長年トレーナーを務めていた友利正氏も辞めている。

 現在、十数人のプロ選手が在籍し、来月開催予定の東日本新人王に4選手がエントリー。選手の移籍先に関し、具志堅会長は「最後まで責任をもって移籍先を見つけます」と記した。

 ◆白井 義男(しらい・よしお)1923年11月23日、東京都生まれ。43年に拳道会道場からデビュー。復員後の48年にアルビン・カーン博士の指導を受け、52年に世界フライ級王者ダド・マリノ(米国)を下し、日本初の世界王者に。54年の5度目の防衛戦でパスカル・ペレス(アルゼンチン)に判定で敗れ王座陥落。55年の再戦でKO負けを喫し引退。2003年12月26日に80歳で死去。身長165センチ。通算成績は48勝(20KO)8敗2分け10エキシビション。

18年4月、計量に失敗した比嘉大吾(左)をなぐさめる具志堅会長
95年9月、「白井・具志堅スポーツジム」の開館発表会でお互いのチャンピオンベルトを見せる白井義男さん(左)と具志堅会長
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