【阪神】糸井嘉男、632日ぶり甲子園弾「去年打ってないん? やばいな(笑)」

3回2死一塁、糸井が逆転2ランを放ち、ベンチ前でかめはめ波ポーズをとる(カメラ・岩崎 龍一)
3回2死一塁、糸井が逆転2ランを放ち、ベンチ前でかめはめ波ポーズをとる(カメラ・岩崎 龍一)

◆練習試合 阪神4―7ソフトバンク(5日・甲子園)

 阪神・糸井が甲子園で632日ぶりとなる本塁打を放ち、左足首手術からの完全復活を印象づけた。1点を追う3回2死一塁、ソフトバンク・ムーアから左翼ポール直撃の2ラン。18年9月12日の中日戦以来の聖地での一発となった。無観客とはいえ、自主トレ仲間のソフトバンク・柳田とのアーチ競演。1番打者として一発量産を誓った。

 よみがえった下半身から、鋭いバットスイングが生まれた。1点ビハインドの3回2死一塁。糸井はフルカウントから、ムーアの甘く入ったカットボールを真芯でとらえた。「角度も良かったのでいくかなと思いました」。左翼ポールを直撃する2ラン。ダイヤモンドを一周すると、ボーアが始めた「かめはめ波ポーズ」で味方ベンチを盛り上げた。

 昨季は5本塁打に終わっており、甲子園での一発は18年9月12日の中日戦以来、632日ぶりだ。「去年打ってないん? やばいな(笑)。去年は8月から5か月ぐらい寝てたから」と苦笑いしたが、大きな放物線は昨年10月上旬に手術した左足首の状態が上向いてきた証拠。矢野監督も「相手も(試合に)入っていきにくい雰囲気を与える選手だし、1番がいいかなと思っている」と、長打と走力を兼備した切り込み隊長として期待を寄せた。

 糸井の一発に呼応するように、4回には自主トレ仲間の柳田が右中間に特大の一発を放った。糸井は「えぐいな。人の打球じゃない。やっぱ一スイング一スイングすごいなと。声も含めて。外野まで(柳田の)声が聞こえてた。一回『あかーん』って言ってたわ」と驚嘆。右翼から打球を見上げてニヤリと笑うなど、弟分からも刺激を受けた。

 報道陣から「柳田に負けない本塁打数を」と振られた超人は「期待して下さい!」と一発量産を誓った。「今どうこうというより、本番にしっかり取って置けるように。(1番は)難しいけど、ヨーイドンでいい影響を与えられるような打席にしたい」。躍動感あるプレーは画面越しでもファンの心を打つ。糸井はもう全開間近だ。(表 洋介)

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