ドラフト注目の八戸学院大・大道温貴投手、スライダー頼みから「投球の幅広げる」

力投をみせる八戸学院大・大道(写真は5月のオープン戦)
力投をみせる八戸学院大・大道(写真は5月のオープン戦)

 新型コロナウイルスの影響で公式戦が中止となった高校・大学野球で、NPBスカウトの評価をまじえて東北地区の今秋ドラフト候補を紹介する。大道温貴(はるき)投手(4年)は、北東北大学野球リーグ・八戸学院大の本格派右腕。全てをレベルアップさせてアピールする。(取材・構成=有吉 広紀)

 春季リーグ戦が中止となっても、成長の歩みは止めない。公式戦に合わせて調整する必要がない中、大道は“新スタイル”を模索してきた。1年春からリーグ戦に登板し、これまで20勝をマーク。奪三振数も多いが、そのぶん球数も多くなっていた。

 「今まではスライダーに頼っていたし、(スライダーで)三振も取れている。でも、もっと投球の幅を広げたいし、球数を少なくして投げたい」と大道。試合がなくなった事をプラスに捉え、カーブや落ちる球などこれまであまり使わなかった変化球の精度向上に努めた。春先にはブルペンで150キロを計測するなど、まだまだ成長途上だ。

 広島・近藤スカウトは「角度のある、重くてキレのいい直球がある。大卒だけど即戦力より素材型。鍛えていけば面白い」と評価。冬場のウェートトレで体も大きくなったが、球速も含めて伸びしろ十分だと感じている。パ・リーグのあるスカウトは昨秋までの印象として「1、2、3年と球の強さは確実についてきて、成長している」と話す一方で、「プロではタイプ的にたくさんいる投手。直球を生かせる変化球がないと厳しい。これ、という変化球が出てくれば面白い」と課題をあげた。現在取り組んでいる、決め球のスライダーやその他の変化球により磨きをかければ、上のレベルでも通用するはずだ。

 8月下旬に開幕予定の秋季リーグ戦に向け、大道は「けがをしないように、しっかり調整して臨みたい」と意気込んだ。18年のドラフトでは2学年上の高橋優貴投手(23)が巨人1位指名を受けた。大学生活最後となるリーグ戦で快投をみせ、プロ入りの扉を開く。

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