【楽天】途中出場の内田靖人がサヨナラ打 開幕1軍へ「アピールしないと」

9回1死一、二塁、サヨナラ打を放った楽天・内田(カメラ・関口 俊明)
9回1死一、二塁、サヨナラ打を放った楽天・内田(カメラ・関口 俊明)

◆練習試合 DeNA7―8x楽天(4日・横浜)

 楽天は4日、DeNAと練習試合(横浜)を行った。特別ルールにより、後攻の楽天は同点の9回1死一、二塁、内田靖人内野手(25)が中前へサヨナラ打。開幕1軍生き残りへ、アピールに成功した。

 意地の一振りが、鋭いライナーとなって中前で弾んだ。カウント2―2で迎えた6球目。内田が山崎の148キロの直球をはじき返した。7―7で迎えた9回1死一、二塁。「期間(ブランク)が空いた割には、思ったより(バットが)振れているのかな」。シーソーゲームに終止符を打った男の、白い歯がこぼれた。

 新型コロナの影響で、3月下旬から5月上旬までチームは活動休止に。約40日間、投手の生きた球を見ることすらできなかった。試合後には「まだ変化球も多くを見ていないので、もっともっと打席に立ちたい」と本音も漏らした。それでも、万全ではない中でDeNAの守護神の直球を見事に仕留めた。状態は徐々にだが、確かに上がっている。

 オフにはオコエらと一緒に、浅村の合同自主トレに参加。尊敬する和製大砲の打撃フォームを学び、さらなる成長を目指してきた。オープン戦は14試合に出場し27打数9安打、打率3割3分3厘。4打点を挙げ、得点圏打率は3割7分5厘と、勝負強さも発揮した。2日から4日までのDeNAとの練習試合では3試合全てに途中出場し、4打数2安打1打点。スタメンで出場できなくても、確実に結果を残し続けている。

 楽天は2日から14日まで、計12試合の練習試合が全てビジターゲームとなる。ただ「先攻と後攻で野球は変わってくる」という三木肇監督(43)の思いもあって、この日は特例で後攻として戦った。DeNA側の理解がなれけば、楽天のサヨナラ勝ちは生まれなかった。

 その“運”も味方にしてサヨナラ打を放った内田は「アピールしないと、(1軍に)残れない。その中でもやっぱり、打撃は期待してもらっていると思っている。そこで結果を残したい」と言葉に力を込めた。練習試合も残り9戦。開幕1軍生き残りへ、必死のアピールを続けていく。(高橋 宏磁)

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