14歳の岩崎恭子、リラックスさせた「コビー」…カメラマンがファインダー越しに見た92年バルセロナ五輪

女子200平で優勝した岩崎恭子が金メダルを手にマスコットのコビーを抱いてニッコリ(カメラ・関口 俊明)
女子200平で優勝した岩崎恭子が金メダルを手にマスコットのコビーを抱いてニッコリ(カメラ・関口 俊明)

 スポーツ報知のカメラマンが、五輪の現場で撮影した瞬間を振り返ります。ファインダーを通して被写体と直接向き合ったからこそ見えた五輪史に残る名場面や、選手が見せた、ふとした表情。毎月1大会を紹介する企画の第1回は、1992年バルセロナ五輪。

  • 日本の国旗に記念のサインを書く岩崎恭子(カメラ・関口 俊明)
  • 日本の国旗に記念のサインを書く岩崎恭子(カメラ・関口 俊明)

 あどけない顔が、さらにあどけなく見えた。競泳女子200メートル平泳ぎで当時の五輪新記録をマークし、日本の金メダル第1号となった岩崎恭子の一夜明け会見が、選手村に隣接する特別ホールで行われた。

 「まだ夢を見ているみたいです」。多くの報道陣に囲まれ緊張した面持ちだった14歳は、写真撮影で大会マスコット「コビー」のぬいぐるみを手渡すと、一気にリラックスした表情を取り戻した。その後、私が現地で布を買って作製した、撮影用の日の丸の旗に記念のサインをもらった。しっかりとした文字で競技名と名前を書いた国民的ヒロイン。現在でも私の宝物になっている。(写真部・関口 俊明)

 ◆バルセロナ大会めも 柔道では男子71キロ級の古賀稔彦と78キロ級の吉田秀彦がそろって金メダル。日本選手団の金メダルは競泳・岩崎と合わせて3個。この大会から正式種目となった柔道女子は48キロ級で当時16歳の田村亮子が銀メダル。陸上では400メートルで高野進が五輪短距離の日本勢として60年ぶりの決勝進出となる8位入賞。また、プロ選手の参加が全面解禁され、バスケットボール男子の米国がNBA選手によるドリームチームで金メダルを獲得した。

女子200平で優勝した岩崎恭子が金メダルを手にマスコットのコビーを抱いてニッコリ(カメラ・関口 俊明)
日本の国旗に記念のサインを書く岩崎恭子(カメラ・関口 俊明)
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