NPB、練習試合は変更なし…開幕後に陽性者判明時のルールは開幕までに定める方針

東京ドームでの練習試合が中止となり、球場入り口前で待機する報道陣(カメラ・宮崎 亮太)
東京ドームでの練習試合が中止となり、球場入り口前で待機する報道陣(カメラ・宮崎 亮太)

 巨人の2選手にPCR検査の陽性判定が出たことを受け、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は3日、6月19日の公式戦開幕には支障がないとの考えを示した。感染症専門家に検査結果に対する見解を求めた上で「特に開幕に影響はないと現時点では考えている」と述べた。

 新型コロナウイルスの遺伝子量(CT値)がわずかで、回復を示すIgG抗体を保有しているため、専門家からは「感染から回復してかなりの時間がたっているので感染させるリスクが低い」との判断が示されたという。他球団を含めた今後の練習試合についても「現時点で変更点はない」と強調した。

 現在は球団ごとの判断で過去の感染歴を調べる抗体検査が実施されているが、NPBも適切な検査方法を模索している。これまでに専門家からは、効率的な検査として唾液を検体とするPCR検査を全選手に実施する選択肢が示されてきた。2日には厚労省が唾液検査の導入を決めたこともあり、井原事務局長は「方法論として12球団それぞれが(検査を)やるというのもあると思うが、状況に合わせてどういう検査をすればいいか研究している」と話した。

 また、開幕後に陽性者が判明した場合の公式戦実施可否などに関するルールは、開幕までに定める方針。プロ野球独自のガイドラインには主に感染防止策を列挙し、試合挙行に関する取り決めはアグリーメント(申し合わせ事項)に盛り込まれる見通しとなっている。

 ◆プロ野球界の新型コロナウイルスを巡る経過

 ▽2月26日 オープン戦の残り全72試合を無観客で実施すると決定。

 ▽3月3日 Jリーグと連携して「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置。

 ▽同9日 3月20日に予定していた開幕の延期を決定。

 ▽同12日 開幕を4月10日以降とすることを発表。

 ▽同23日 4月24日の開幕を目指すことを決定。

 ▽同26日 阪神・藤浪がPCR検査を受け、NPB球団所属選手初の陽性反応。27日に伊藤隼、長坂も陽性反応が出たと発表。

 ▽4月3日 4月24日開幕を断念し、開幕日の設定を凍結。公式戦143試合の実施は不可能に。

 ▽同17日 交流戦の中止が決定。6月以降の開幕を目指すと発表。

 ▽同23日 開幕から当面は無観客試合とする方針を確認。

 ▽5月11日 6月後半の開幕を目指すことを決め、オールスターの中止を決定。

 ▽同25日 6月19日に無観客での開幕を決定。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請