ボーイズリーグOB立花龍司氏、本格練習再開前に「お風呂上がりストレッチ」でケガ予防のススメ

立花氏はニューヨークメッツ、ロッテなどでコンディショニングコーチを務めた
立花氏はニューヨークメッツ、ロッテなどでコンディショニングコーチを務めた
2018年のボーイズリーグ指導者講習会で講師を務めた立花龍司氏
2018年のボーイズリーグ指導者講習会で講師を務めた立花龍司氏

 緊急事態宣言が全面解除されたこともあり、東日本のボーイズリーグは6月から本格的に活動を再開した。具体的な練習解禁日はそれぞれの支部で決めることになっているが、選手は一日でも早くグラウンドで思う存分、体を動かしたいところだろう。そこでボーイズリーグのOBでニューヨークメッツなどでコンディショニングコーチを務めた立花龍司氏(55)がケガ予防のアドバイス。「本格的な練習を始める前には、まず体の柔軟性を確保すること」と強調した。

 “後輩”を思う気持ちがにじみ出ていた。立花氏は活動自粛期間中に発行された連盟機関紙・ボーイズリーグニュース5月号に寄稿。新型コロナウイルス感染拡大のため練習を自粛している子どもたちを故障中のアスリートにたとえて励ました。「私はプロでもアマチュアでもケガでやる気をなくしている選手にこう言います。『ケガに強い選手ってケガをしない選手のことを言うのではないよ。ケガに強い選手は、復帰したときに新たな武器を身につけて帰ってくる選手だよ』と。今の皆さんもグラウンドに立てない、練習ができないという意味では同じ。今だからできることをしっかり行いましょう」

 小、中学生時代は大阪の名門・ジュニアホークス(現大阪南海ボーイズ)に在籍していた立花氏。中学で183センチまで身長が伸び、世界大会日本代表にも選ばれた大型右腕として活躍した。それだけに一番の成長期に自由を奪われた現役生のつらさはよく分かっている。そこで選手たちへのメッセージと「自宅でできるトレーニングの特別レッスン」を動画も添えて寄稿した。

 2か月に及んだ活動禁止通告が解除され、ようやくグラウンドでの練習が再開される。立花氏は「子どもたちが『早く打ちたい、投げたい』と、はやる気持ちは抑えようがない。だからケガ予防のために本格的な練習に入る前、しっかり準備しなければならない」と注意喚起した。一番に挙げたのは体の柔軟性。「関節の可動域を広く確保することが大切」として、ストレッチの効果的なやり方を紹介した。「お風呂上がりがストレッチの“ゴールデンタイム”。40度くらいのやや温かいお風呂に10~15分ほど肩までつかると人間は、副交感神経が優位になります。すると体がリラックスし、筋肉が弛緩(しかん)しようとします。この時に、しっかりストレッチを行うことで効果は最大になります。毎日お風呂上がりに湯冷めに気をつけながら30分くらい行うのがいいでしょう」

 コロナ禍は立花氏の活動にも大きな影響を与えた。予定されていた講演などは中止になり、プロデュースするタチリュウコンディショニングジム(千葉・習志野市、大阪・熊取町)もジム内の鍼灸整骨院を除いて5月は休業。それでも立花氏は「ジムは1日から営業を再開しています。講演は5月24日に初めて野球指導者向けにオンラインセミナー(有料)を開催したら、たいへん好評でした。今後、ボーイズリーグの指導者講習会なども同じように行えればいいですね」とひたすら前向きだ。「ピンチをチャンスに」が立花氏の口癖。まさに今がその時かもしれない。

立花氏はニューヨークメッツ、ロッテなどでコンディショニングコーチを務めた
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