【オリックス】伏見寅威、約1年ぶり1軍合流「長かった。時は来たな、という感じ」

試合前に話をする伏見寅威
試合前に話をする伏見寅威

 オリックスの伏見寅威捕手(30)が2日、京セラドーム大阪での練習試合・ソフトバンク戦で、約1年ぶりの1軍合流を果たした。昨年6月18日の巨人戦(東京D)で空振り三振に倒れた後、左アキレス腱(けん)を断裂。今春の宮崎キャンプ中の2月28日に2軍練習試合・JFE東日本戦(SOKKEN)に代打で実戦復帰してから、着実にパフォーマンスを上げてきてこの日、ついに1軍に帰ってきた。

 試合前のチーム練習から、何度も笑みがこぼれた。「時は来たな、という感じです。呼ばれた時は、そういう気持ちでした。リハビリをやりながら、この日をイメージしてきました」。昨年6月の負傷後、同21日に神戸市内の病院で縫合手術。リハビリは長期にわたったが「長かったですよ。でも、もう忘れました」と笑い飛ばした背番号23。「今しか見てないです。シーズン開幕日が決まって、やってやるという気持ちです」と引き締めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大のため、プロ野球の開幕は当初の3月20日から約3か月延期。前代未聞の状況となったが、伏見にとってはプラスに働いた。「みんな3月の開幕に合わせてやってきたけど、僕はけがもあってそこに合わせることは難しかったですから。前向きに捉えることができました」。昨夏からの長期間に意識してきたのは、焦らず足元を見つめることだった。「完治させること。ケガをかばって、他のところに張りが出たこともありましたから。シーズン中につなげるために、完治させることを目標にやってきました」と、冷静に答えた。

 我慢と努力を重ね続けて、ようやくたどり着いた1軍。帰ってきた。開幕約2週間前という絶妙なタイミングで間に合ったのは、神様からのご褒美かもしれない。一昨年には76試合に出場して打率2割7分4厘をマーク。強打が売りの8年目捕手がチームの躍進に意気込む。「いろんな人への感謝の気持ちはあるけど、コロナでみんな我慢していました。僕だけが特別ではない。そういう気持ちがあります。約1年ぶりになるので楽しみ。背伸びしたプレーはしないよう、自分のできるプレーができるように。チームの期待に応えられるように。自分の仕事をしっかりする、それしかないですね」。ここはゴールではなく、再スタート地点。変わらぬ全力プレーで、チームの勝利に貢献する。

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