箱根駅伝の名門復活へ 日大新監督に77歳の“大御所”青葉昌幸氏が正式就任

青葉昌幸氏
青葉昌幸氏

 今年の箱根駅伝で18位だった日大は1日、陸上競技部特別長距離部門の公式ホームページで、大東大元監督で関東学生陸上競技連盟(関東学連)前会長の青葉昌幸氏(77)が新監督に就任したことを発表した。

 箱根駅伝優勝12回(歴代3位)、出場89回(歴代2位)を誇る名門、日大が大胆な改革で再スタートを切った。今年の箱根駅伝で18位に終わり、6年連続でシード権を逃した結果を受け、武者由幸監督(36)が退任して大学の一般職員となり、箱根駅伝を主催する関東学連の会長まで務めた“大御所”が現場の第一線に復帰した。

 日大出身の青葉新監督は卒業後、25歳の若さで大東大の監督に就任。新興チームを強豪に育て上げ、箱根駅伝で優勝4回(75、76、90、91年)。90年度は史上初の大学駅伝3冠を達成した。2000年に大東大監督を退いた後、関東学連の会長、名誉会長など要職を歴任。昭和、平成の時代に大学駅伝界の頂点に立った“大御所”が令和になって20年ぶりに現場復帰した。

 埼玉・東松山市内の大東大選手寮の近隣に自宅がある青葉氏は、東京・稲城市の日大選手寮で60歳近くも年下の学生と共に暮らすという。新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、多くの大学と同様に日大駅伝チームも活動を制限されている。厳しい状況の中で“超大御所”青葉新監督の手腕が注目される。

 就任が明らかになった後、青葉新監督は、スポーツ報知の電話取材に応じ「名門復活のきっかけをつくり、一日も早く次の監督にタスキリレーしたい、と思っています」と20年ぶりの現場復帰にかける思いを明かしている。

 ◆青葉 昌幸(あおば・よしゆき)1942年6月16日、埼玉・大田村(現秩父市)生まれ。77歳。秩父農工高(現秩父農工科学高)入学と同時に陸上を始める。3年時に同校初の全国高校駅伝出場に貢献。61年に卒業後、秩父鉄道に就職。62年、日大に入学。箱根駅伝は4年時の66年大会で1区3位。卒業後は埼玉県庁に。68年~2000年まで大東大監督。箱根駅伝優勝4回(75、76、90、91年)。90年度は史上初の大学駅伝3冠を達成した。2007~16年は関東学生陸上競技連盟会長を務めた。

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