49年ぶり兄弟SG制覇! 篠崎仁志涙のSG初優勝…住之江・オールスター最終日

スポーツ報知
SG初制覇を達成した篠崎仁志(左)を兄の元志が祝福

 ◆第47回ボートレースオールスター 最終日(31日・ボートレース住之江)

 無観客開催で行われたボートレース住之江のSG「第47回ボートレースオールスター」の優勝戦は31日、第12Rで行われ、1号艇の篠崎仁志(32)=福岡=が、イン速攻で悲願のSG初優勝。49年ぶり、史上2組目の兄弟SGVを達成するとともに、V賞金3900万円を手にした。2着は平本真之、3着には毒島誠が入った。

 デビューから12年7か月、篠崎仁志がついにSGを勝った。レースは完璧だった。インからコンマ12のスタートを決めると、伸び返して1Mを先に回り、後続を一気に突き放した。「1Mはあんまり記憶にないですね」と、苦笑い。1番人気のプレッシャーから解放されて、心地よい疲労を楽しんだ。

 ピットに帰ってくると、兄・元志(34・SG2V)が泣いていた。「あっちがもう泣いてたんで、ぐっときてしまって」。これまでの道のりを思い出し、自然と涙があふれた。

 今節は前節Vエンジンの20号機を引き当て、前検から好感触だった。初戦(初日6R)を5コースからのまくり差しで勝利。「1走目にいい勝ち方ができて、そこからは落ち着いてレースができたと思います」。良機をしっかりと仕上げて、予選トップ通過を果たした。

 兄弟によるSG制覇は、佐賀支部の松尾兄弟(兄・泰宏は61年メモリアルと79年クラシック、弟・幸長は71年クラシック。いずれも引退)以来、史上2組目。

 デビュー直後は兄・元志と比べられることを嫌がっていた。走って数年の兄と、デビューしたばかりで経験値の低い自分。比較されれば、どうしても不利になる。

 だが、G1やSGを走り出すと、その思いは消えていった。強い兄貴の存在が、最高レベルのステージでは心強かった。車はポルシェのカイエン。兄弟で黒と白の色違いに乗った。ナンバーも一緒にした。

 16年12月には、兄弟でグランプリ出場を果たした。史上初の快挙だった。しかし、元志は直前の大けがが原因で途中帰郷。仁志は昨年8月の大村・メモリアル準優でFを切り、今節がSG復帰戦だった。様々な困難を乗り越え、兄弟愛はさらに強くなった。「つらい時も支えてくれた。兄ちゃんに、ちょっとは恩返しできたかな」。仁志がSGを奪取し、篠崎兄弟は名実ともに、最高で最強の兄弟レーサーとなった。

 賞金ランクも2位(5969万9333円)に浮上。年末の平和島・グランプリ出場も確実にした。「今まで、遠回りしてきたので、これから取り返したい」。覚醒した弟が、夢のグランプリ制覇へ向け、大きな一歩を踏み出した。

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