東大発ベンチャー、ケガ予防などに役立つ姿勢推定AIをリリース…プロ球団も試験導入へ

分析の画面(ACES社提供)
分析の画面(ACES社提供)

 今月19日に開幕するプロ野球に、東大発AIベンチャーが選手のケガ予防、能力強化や特徴分析に役立つ技術を持ち込む。ACES社など4社は1日、姿勢推定AIアプリケーション「Deep Nine」をリリースし、プロ球団への試験導入と映像データ分析をスタートさせると発表した。

 姿勢推定とは、選手の体の各関節の位置を(ディープラーニングを用いて)推定し、時系列情報として定量化すること。一般的に点と線で表すがそれ自体は本質ではなく、関節点があることで、姿勢を検知できる、つまりヒトの行動が解析できる。

 映像はバックネット裏からや、横方向からの映像を活用することが想定。投手や打者を横や正面から撮影した映像で分析するため、特別なカメラは必要ない。ただ、高品質なカメラや固定カメラの場合、データの精度が上がるという。

 選手を映した動画像をアプリケーションに読み込ませ、(1)選手の体の各関節の位置を推定し、時系列情報として定量化(2)各フレームごとの関節の速度や角度、体の軸の角度、加速度の情報を、時系列定量化する。

  • 分析の画面(ACES社提供)

    分析の画面(ACES社提供)

 これらの情報は日付、選手名、対戦情報ともひも付けられている。検索での絞り込み、振り返り、データ出力といった機能を用いて、アナリストが必要な情報を利活用することを想定している。

 ACES社は17年に設立されたスタートアップ企業。ヒューマンセンシング・画像認識技術を中心に、さまざまなビジネスシーンの課題解決を行うAIアルゴリズムソリューションを開発・提供する他、ディープラーニングを用いた共同研究開発を行っている。

 本プロジェクトにはACESの他に、電通、GAORA、共同通信デジタルが参画している。

分析の画面(ACES社提供)
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