照ノ富士、NHK特番で大関陥落後2年半の苦悩明かす「5回くらいは親方に『やめさせて下さい』と伝えた」

照ノ富士
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 大相撲の7月場所(同19日初日・両国国技館)で約2年半ぶりに幕内に復帰する東前頭17枚目・照ノ富士(28)=伊勢ケ浜=が31日、NHK放送の「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」にリモートで生出演。大関から序二段までの陥落、そして再入幕を果たすまでを振り返り、7月場所に向けての意気込みを語った。

 15年夏場所で初優勝を果たした照ノ富士は、同名古屋場所で新大関に。だがその後は両膝のけがなどが重なり、休場が続いた。「どう頑張っても力が出ない、筋肉が落ちていくばっかりだった。徐々に治していって、頑張りました」。また大関から陥落した当時の心境を、こう明かした。「大関から落ちて、親方に『やめたい』と伝えました。そこからは5回くらいは親方にやめさせて下さいと伝えた」。それでも師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の「最初に病気治してからじゃないと話にならない。続けるにしても辞めるにしても、どっちにしても病気を治してからの話にしよう」という言葉に踏みとどまったという。

 19年春場所で土俵に復帰した際は、序二段だった。「プライドもあったから。そのプライドを捨てられるか。もう一回、序二段の土俵で、関取じゃない姿で相撲をとれるのかというのは、心配でもあった」と照ノ富士。続けて「一番きつかったのは、プライドを捨てられない。もう一回どうやって、どういう気持ちで臨むのか。そいうのも結構あった」と、自分との葛藤があったことを明かした。

 それでも周囲からの言葉かけなどもあり、土俵に復帰後は一度も負け越すことなく、順調に番付を上げた。十両3枚目だった春場所で13勝を挙げ十両優勝。史上初めて、幕内→序二段→再入幕を果たした。現在は自宅に自転車型トレーニングマシンを購入し、下半身強化に励んでいるという。再び幕内として土俵に立つ7月場所に向け「やっぱり幕内に上がった以上は、もう落ちるわけにはいかないので。そんなに年とってるわけでもないし、若手の気持ちというのは自分の中でもある。そういう意味では、上位で暴れてみたい」と意気込んだ。

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