フジテレビは木村花さんへの思いを三田友梨佳アナに代弁させてしまったのか…社長の書面回答に感じた疑問

キャスターとして自分の言葉で木村花さんの死への思いを語った三田友梨佳アナウンサー
キャスターとして自分の言葉で木村花さんの死への思いを語った三田友梨佳アナウンサー

 ついにと言うか、やっと発表された民放キー局トップの言葉には、どこか、ご本人が持つ温かさが欠けていた。

 フジテレビの遠藤龍之介社長(63)が29日、同局の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」の出演者で、今月23日に急死した女子プロレスラー・木村花さん(23)について、コメントを発表した。

  • 昨年6月、フジテレビ社長に就任した際の遠藤龍之介氏。常に人の気をそらさない受け答えで知られる
  • 昨年6月、フジテレビ社長に就任した際の遠藤龍之介氏。常に人の気をそらさない受け答えで知られる

 5月の定例社長会見が新型コロナウイルスの感染防止対策のため中止となったことを受け、ラジオ・テレビ記者会の提出した代表質問に回答した形。各社に送られてきた書面には「今回の木村花さんの痛ましい出来事に対して、改めて心からのお悔やみを申し上げます。同時に番組制作の私共がもっと細かく、継続的に、彼女の気持ちに寄り添うことができなかったのだろうかと慙愧(ざんき)の念に堪えません」と言う言葉がつづられていた。

 木村さんが同番組出演時の男性出演者への自身の言動に集まったSNS上での誹謗(ひぼう)中傷を苦にしていたとみられる件については「『テラスハウス』はリアリティーショーであり、主に若者の恋愛を軸に、それにまつわる葛藤や喜びや挫折など様々な感情を扱うものですが、刻々変化する出演者の心の在(あ)り方という大変デリケートな問題を番組としてどう扱っていくか、時としてどう救済していくかということについて向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております」と反省の弁。

 27日には同番組の放送打ち切りも発表済みのため、番組の今後については「同番組の制作、地上波での放送、およびFOD(フジテレビオンデマンド)での配信を中止するとともに、今後、十分な検証を行ってまいります」とした。

 「ネット上では、出演者や関係者などへの中傷も相次いでいると聞いており、大変、憂慮しております。そういったご批判は番組を制作・放送・配信していた我々が受けるべきものと考えていることを申し添えます」と、同番組の制作会社・イースト・エンタテインメントに脅迫状が送られ、スタジオメンバーとして出演していた「南海キャンディーズ」山里亮太(43)、「アジアン」馬場園梓(39)らにも誹謗中傷の声が殺到している件について、責任を一身に背負う言葉をつづった。

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昨年6月、フジテレビ社長に就任した際の遠藤龍之介氏。常に人の気をそらさない受け答えで知られる
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