玉川徹氏、北九州市で新たに21人の感染者が判明したことに「症状がないけど感染している人を見つけない限りはこれが繰り返される」

スポーツ報知
テレビ朝日

 29日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で、28日の新型コロナウイルスの感染者が福岡県北九州市で21人が新たに確認されたことを報じた。

 同市の1日あたりの感染者としては、4月1日と並んで最多となった。市によると、21人には2病院の医療スタッフら計11人が含まれており、両病院でクラスター(感染集団)が発生したとみられる。感染経路不明は4人だった。

 市内では先月30日から感染者ゼロが続き、今月14日には福岡県の緊急事態宣言が解除された。28日までの6日間連続の感染者の累計は43人に上った。政府の宣言解除の目安は、直近1週間の感染者が10万人あたり0・5人程度以下だが北九州市は4・57人となっている。

 こうした事態にリモート出演したコメンテーターで同局の玉川徹氏は、北九州市の感染者が4月30日から今月22日まで0だったグラフを紹介した上でこの期間にも「症状がない感染者がいたと考えないといけない」と指摘した。

 さらにスタジオで北九州市の感染者が市全体に広がっている地図を紹介した上で「なぜそういうふうに考えるかというとある一点から広まっているんじゃなくて、北九州全体です。北九州全体に不顕性の感染者がいた。新規の確認者がいない時でもいた。それがどんどん広まっていたと考えないといけない。ある程度、不顕性の感染者が広がっていけば、その中から症状がある人も出ます。症状がある人の中で、私は症状があります、と検査に行った人ではじめて感染が確認されるわけです。なので不顕性の状態で感染が広がったって考えないといけないと思います」と指摘した。

 その上で「ということは、症状がある人だけ追っかけているようではダメ。まして症状があってそこに接触している人だけを追っかけてもダメ。ということは、まったく症状がなくてその人が誰にうつしているのかわからない状態の人も見つけない限りは必ずこうやって再燃すると考えないといけない」とし「じゃぁどうするんだ、と。症状がないけど感染している人を見つけない限りはこれが繰り返される。そこがポイントです」とコメントしていた。

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