アユの夏が来る…報知APG・大西満さんの展望

鮮やかな追星を輝かせるアユ。美しい魚との駆け引きが友釣りの魅力だ
鮮やかな追星を輝かせるアユ。美しい魚との駆け引きが友釣りの魅力だ

 関西の多くの河川は、もうすぐアユ解禁。いよいよ今年も本格的な友釣りシーズンがやって来る。アユ釣り界の大御所、報知APG・大西満さんが、今季の展望などを紹介する。あなたのアユ釣りライフにぜひ、役立ててほしい。

 アユの成育期にあたる3、4月が渇水だったため、おおむね天然遡上は遅れ気味だったが、その後は順調にさかのぼっている様子。各河川とも「小型ながら数はいる」と言えそうだ。

 放流河川は渇水の影響で群れアユが気になったが、その後の雨で群れも少し解消された。反面、冷水病が出始めている場所があり、今後の影響が心配だ。

 渇水期は水温が高く、放流稚魚の発育は好調だった。「型の良いアユが見えている」という現地報告があり、楽しみな河川もある。今年の傾向として、事前の情報把握が釣果の明暗を分けそうだ。

 滋賀・安曇川朽木は、初期は河口で採捕した稚魚を放流していて、「今年の稚魚はかなりの良型だった」という地元の情報があった。解禁初期から良型が釣れそうな予感がする。その分、数は少ないだろう。同じく滋賀・野洲川は昨年に漁協が解散したが、天然遡上は多いようなので友釣りは可能(野洲川中流と杣川は管理をする滋賀県の遊漁規則を守ること)。アユがいればオトリは「三雲釣具おとり店」(TEL0748・72・0398)で買えることになりそうだ。

 奈良・天の川は湖産アユを放流しており、「追いが良くていつも早期から釣れる」と期待が高まっている。

 三重・長瀬太郎生川は例年、良質の湖産アユを放流していて「初期から数が釣れる」と人気の河川。釣り人が多くて釣りにくいのが難点だが、湖産アユだけに好ポイントでハリを底掛かりをさせないでオトリを根気よく泳がせていたら掛かるのが強みだ。

 有田川、日高川、日置川など和歌山の各河川は天然遡上が例年並みとの予想でサイズは、やや小型の気配。友釣り期間は長いから、初期は上流や支流の放流魚で遊び、盛期を待てばよいだろう。

 友釣りで肝心なのはハリ。ハリ先が悪ければ掛からない。石をかいても「大丈夫だろう」と交換を怠ると釣果は半減する。こまめに替えて、いつも“指先に吸い付く”ようなハリを使うこと。そうすると数も伸び、掛かりどころも良くなる。釣ったアユも元気なオトリになるだろう。釣れたときに顔や腹など、おかしな所にハリが掛かっていたら「ハリ先が甘い」と判断して交換することだ。

 ハリは浅チャラなら軽いヤナギ。トロ、チャラ瀬の泳がせは3本イカリ、瀬では4本イカリとポイントによって使い分けると快適な釣りができる。(報知APG・大西 満)

※釣行には、それぞれの地域要請を順守し、新型コロナウイルスの感染予防、拡散防止に細心の注意を払いましょう。

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