【札幌】FWフッキ25点でも多すぎた67失点…昇格の夢散った06年を回顧

第27節、ゴールしたフッキ(右)に駆け寄る石井
第27節、ゴールしたフッキ(右)に駆け寄る石井

 柳下正明監督3年目の指揮となった2006年、J2のコンサドーレ札幌は元ブラジル代表FWフッキがリーグ2位の25得点と活躍するも、取りこぼしが響き6位に終わった。同年、チーム日本人最多タイとなる9得点を挙げた、東京都社会人1部の南葛SCでプレーするMF石井謙伍(34)が、当時の思い出を語った。(構成・砂田秀人)

 昇格候補にも挙げられた06年の札幌だったが、失点は優勝した横浜Cの32に対し、倍以上の67。失点の多さ(13チーム中6番目)と下位相手の苦戦が響き、6位でシーズンを終えた。

 「横浜C、柏、神戸と昇格した上位相手にもいい試合をしたんだけど、取りこぼしがかなりあった。DFもかなり上がるサッカーは見てて面白かったと思うが、安定して自分たちのパフォーマンスを出せなかった」

 その中で存在感を示したのが、川崎から期限付き移籍で加入した当時19歳のフッキだった。

 「キャンプや遠征では彼とルームメート。最初にポルトガル語で『何時に寝ますか』って覚えたなあ。彼はすごい負けず嫌いで。(サッカーゲームの)ウイニングイレブンをやって僕がいつも勝つんだけど、勝つまでやめないから、眠れないのでわざと負けたりしてた。サッカーに関してはすごいのひと言。預ければキープしてくれるし、必ず仕掛ける。困ったらフッキを見るというのはみんなの頭にありましたね。僕はチャンスの時にゴール前にしっかり入ることと、裏への抜け出しを繰り返して、フッキをフリーにさせる役割を意識してました」

 2年目の石井はチームの日本最多タイとなる9点を挙げた。自身のプロ人生の中で最高の数字にも、今も無念の思いが残っている。

 「2桁得点を目標にしてて、9点目を取った時(第42節徳島戦)に9試合残ってた。行けるかなというのがあったのにそこで止まってしまって、相川進也さんに追い付かれた。チームも天皇杯で4強まで行ったけど、5試合で先発は一度もなかった。キャリアハイを記録はしたけど、自分の中では悔しいシーズンでした」

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