【日本ダービー コントレイル無敗2冠へ継承者の軌跡〈3〉】広大な牧場で「のびのび過ごした」清畠1期生

スポーツ報知
放牧地の1区画は10ヘクタールを誇るノースヒルズ清畠

◆第87回日本ダービー・G1(5月31日・芝2400メートル、東京競馬場)

 17年4月1日に生を受けたコントレイル。離乳までの半年を故郷の北海道新冠町のノースヒルズで過ごしたが、この世代は、ノースヒルズ軍団の育成方法が大きく転換した改革元年だった。

 10月11日に移動した先は、開場したばかりのノースヒルズ清畠(北海道日高町)。新冠本場からイヤリング(1歳時)の中期育成の部門を切り離し、新たな基地をつくった。

 太平洋を見渡し、良質の牧草が生える大地を広々と使えることが清畠の特長だ。岡研二マネジャーは言う。「本場の放牧地は1区画あたり5ヘクタールほどですが、清畠は10ヘクタール以上。運動には十分な広さと草量があり、そこで一日約20時間を、のびのびと過ごしていました」

 約1年の育成期間を終えた“清畠1期生”。デビューへ向けてのトレーニングの地、大山ヒルズ(鳥取県伯耆町)で迎えた斎藤慎取締役GMは成果に目を見張ったという。「いい草を食べて、たっぷり運動すれば、体力はつきます。そのおかげで大山に来てからも、十分に負荷をかけられました」。2歳春から乗り込みを開始したコントレイルも下地を清畠でつくられていたことで、ディープインパクト産駒らしい素軽さがすぐに出てきた。

 清畠1期生から3歳春にして重賞ウィナーが6頭(1歳セリで購入したディープボンドを含む)。先週のオークスにはノースヒルズ生産馬3頭が出走し、日本ダービーにも“清畠組”の3頭が出走。その最大の成果が無敗の2冠へ突き進もうとしている。(特別取材班)

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