【2007年5月30日】第69代横綱・白鵬が誕生…口上は「精神一到」

横綱昇進伝達式で口上を述べる白鵬
横綱昇進伝達式で口上を述べる白鵬

 日本相撲協会が理事会を開き、大相撲夏場所で2場所連続優勝を果たしたモンゴル出身の白鵬(宮城野)の横綱昇進を正式決定した。15歳の来日当時175センチ、68キロだった少年は、たゆまぬ努力で大きく成長し、北の湖、大鵬に次ぐ史上3位の若さ、22歳2か月での横綱の座を手にした。都内の宮城野部屋で行われた昇進伝達式での口上では「精神一到を貫き、相撲道に精進します」と述べた。

 「精神一到」は中国、宋代の儒学者・朱子の「朱子語類」の中にある「精神一到、何事不成(何事か成らざらん)」から引用した。「精神を集中して努力すれば、どんな難しいことでも成し遂げられないことはない」の意。前夜に一度、練習しただけだったというが、ゆっくり、そして力強く口上を述べ、本番での強さを発揮した。

 「常に自分の相撲を磨いていくしかない」と誓ったあの日から13年。横綱土俵入りで選んだ不知火型の短命説を吹き飛ばすどころか、幕内優勝は史上最多の44回まで更新している。近年は品格を問題視する声もあり、力の衰えも感じさせるが、朝青龍引退後の一人横綱時代も含め、大相撲の人気低迷期も、重圧に打ち勝ち、土俵を守ってきたのは確かだろう。

 今年の夏場所は新型コロナウイルスの影響で、中止となった。7月場所は、名古屋から東京(両国国技館)に会場を移し、無観客での開催を目指している。開催となれば、まだまだ存在感を示したい白鵬、鶴竜(34)の両ベテラン横綱と、貴景勝(23)、朝乃山(26)の両大関をはじめとした若手の熱い取組が、土俵を沸かせてくれるだろう。(斎藤 成俊)

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