村田諒太「悔しい思いをしたからこそ、今の自分がいる、と言えるかどうか」高校生にオンラインエール

テレビ会議アプリを使ったオンラインエール授業で、全国の高校生ボクサーら相手に講義をした村田諒太(中央)
テレビ会議アプリを使ったオンラインエール授業で、全国の高校生ボクサーら相手に講義をした村田諒太(中央)

 プロボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太(34)=帝拳=が26日、テレビ会議アプリ「Zооm」で高校生らを対象としたオンライン授業に参加。「未来を作っていこう」とエールを送った。

 新型コロナウイルス感染拡大で8月の全国高校総体(インターハイ)が史上初めて中止になった。実施30競技の部活動に励む高校生をトップ選手らが激励する「オンラインエール授業」の第1回講師として、村田は全国約40人のボクシング部員の悩みや質問に答えた。

 「僕は高校5冠というけど、悔しいイメージしかない。国体に出られず6冠ならなかったから。でも、その後、全日本選手権にチャレンジしたことが先につながった。その先に何かを見たことは誇りに思う」と、村田はコロナ禍で全国舞台に立つ機会を失った選手に語りかけた。高校卒業後に競技から離れるという生徒には「悔しい思いをしたからこそ、今の自分がいる、と言えるかどうか。未来を作っていくということを考えた方がいい」と話した。

 「学生のリアルな悩みを聞けた。皆、前を見ていた」と感じた村田は「こういう機会がなかったので、僕も教えられたという感じ」と話した。現在、ロードワークや鉄アレイなど限られた練習を他人との接触を避けながら行う。「緊急事態宣言が解除されたからといって普通に動くのは良くない。ただ、『試合だよ』と言われ『動けない』ではコロナに負けてしまうことになる。後悔はしたくない」と言葉に力を込めた。(谷口 隆俊)

 ◆オンラインエール授業 インターハイで実施予定だった全30競技の高校生らとトップアスリートが「いまとこれから」を話し合う場。困難を乗り越えてきた名選手の体験談を基にオンラインで対話する。今後は、元サッカー日本代表の川口能活さん、元バレーボール全日本女子の大山加奈さん、元サッカー日本女子代表監督の佐々木則夫さん、女子バドミントンの福島由紀、広田彩花、元女子プロテニスプレーヤーの杉山愛さんらが登場する予定。

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