渡辺晴智の長男・雅也「夢は父とワンツー」29日競輪デビュー

プロデビューに向けて練習に励む渡辺雅(右端、左から長田、仁藤)
プロデビューに向けて練習に励む渡辺雅(右端、左から長田、仁藤)

 富士市出身で競輪日本選手権、高松宮記念杯のタイトルを持つS級1班・渡辺晴智(46)の長男で、星陵高OBのA級3班・雅也(19)が、29日から小倉競輪場(福岡)で行われる「ルーキーシリーズ2020」第2弾でプロデビューを果たす。「1着にこだわりたい」という雅也が、父譲りの勝負勘で、初陣Vを目指す。

 ルーキーレーサーの渡辺雅が、偉大な父の背中を追いかける。1つ取るのも難しいG1タイトルを2つも持っているのが師匠であり、父の渡辺晴だ。

 これまで新人のデビューは7月だったが、今年から新人だけが参加できる「ルーキーシリーズ2020」(全3回)が新設された。第2弾の舞台は小倉。15日から行われた第1弾は広島で開催され、半数の同期たちが一足早くプロのスタートを切った。渡辺雅は「すごく楽しみ。自在に走って1着を狙いたい」と意気込んだ。

 この春、日本競輪選手養成所を卒業。父やいとこの渡辺雄太(25、S級1班)ら富士地区の選手と一緒に連日、富士川の河川敷で汗を流している。小倉でのデビュー戦では、雄太の弟・直弥(23、A級2班)と一緒にあっせんされている。初めてのレースで気心の知れた親類がいるのは心強い限りだ。

 大きな夢がある。通常、階級が同じ親子レーサーは、同一開催のレースに招集されることはない。父と走るチャンスがあるのは、タイトルがかかったビッグレースの決勝など限られている。「一緒に走ってワンツーを決めるのが夢です」。そのためにも、一日でも早く同じS級1班に上り詰めるのが、当面の目標となる。

 いよいよ、プロレーサーとしてスタートを切る。勝利の数で賞金が増える“弱肉強食”の世界に足を踏み入れた。「一番最初にもらった賞金で、両親には何かしたい。どこかで外食して自分が出したいけど、まだコロナの影響が残るし、何かプレゼントになるかもしれないですね」と渡辺雅。少しでも高価な贈り物をするためにも、優勝するしかない。(塩沢 武士)

 ◆渡辺 雅也(わたなべ・まさや)2001年2月11日、富士宮市生まれ、19歳。中学まではサッカー少年で、星陵高に入学後自転車競技を始めた。家族は両親と姉2人。165センチ、60キロ。血液型B。

 ◆長田龍拳は全国3冠

 今季は富士地区から渡辺雅を含む3人の新人プロレーサーが誕生した。長田龍拳(19、A級3班)は渡辺雅と星陵高の同級生で、高校時代にはスプリントで全国3冠(高校選抜、高校総体、国体)した猛者だ。「将来は勝ちを量産できる選手になりたい」と話す。すでに「ルーキーシリーズ2020」第1弾で2人より一足早くデビューした。高校の2学年先輩、仁藤秀(21、A級3班)は3度目の挑戦で養成所の試験に合格。初陣となる小倉で「存在感を発揮したい」と腕を鳴らした。

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