【宝塚歌劇95期生の秘密】妃海風「偏らない考え方で冷静に行動」

元星組トップ娘役・妃海風
元星組トップ娘役・妃海風

 7月以降の上演再開が待たれる宝塚歌劇は令和元年に、星組・礼真琴(れい・まこと)、花組・柚香光(ゆずか・れい)の2人の新トップスターが誕生した。ともに近年では目を引く“大豊作”の第95期生で、2人に続けとばかり個性派スターも猛追する。なぜ95期は「黄金世代」になり得たのか―。同期でトップ娘役だった愛希(まなき)れいか=元月組=、実咲凜音(みさき・りおん)=元宙組=、妃海風(ひなみ・ふう)=元星組=(就任順)のOG3人に尋ね、コロナ禍での思いも聞いた。(構成・筒井 政也)

 【妃海風】

 星組で北翔海莉(ほくしょう・かいり)と“歌うまコンビ”と呼ばれ、キュートな魅力で活躍した妃海は「至って普通の感覚の子たちが集まった期のイメージ」と証言。「若くして芸事の世界に入ると、どちらかというと偏った考え方になりがちだと思うのですが、常に考え方が一般的。自分の頭で冷静に考え、行動できる人が多い」と分析する。

 音楽学校の予科生時代、制服の胸ポケットに入れる白いハンカチを忘れ、掃除用の雑巾で代用したら「先輩にバレて、しこたま怒られた」という失敗もあったが、常に周囲の仲間の笑顔に助けられた。「私がいた時代より上級生になっているから、もっと大変かと思うけど…それでもきっと変わらず爆笑の毎日を送っているだろう(笑い)。どうか変わらず、くだらないことで笑えるあなたたちでいてくださいな! 愛してるよ!」

 外側から宝塚を見ると「相当な覚悟と集中力で、一つの舞台を全身全霊で作り上げるプロフェッショナル集団。今思うと大変ハードなことをやっていたのだな、と」。6月に東阪で開催予定だったセルフプロデュースライブは中止となったが、そんな場所で培った実力にさらに磨きをかけ、今後ミュージカル作品などで披露していく。

 “おうち生活”でも「たくさんのものを見たり聞いたりして」引き出しを増やした。「この状況になって改めて、心に潤いがないと、人は生きる活力を失っていくんだなと、ひしひし感じています。状況が良くなりましたら、今までよりさらにエンタメの意味を十分に理解した上で、覚悟を持ってまい進していきたい」。同期たちも同じ思いに違いない。(15年5月~16年11月に星組トップ娘役)

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