激戦区・神奈川、緊急事態宣言解除でも代替大会厳しい…秋季大会も危機

夏の神奈川大会で優勝し応援席に駆け出す東海大相模ナイン
夏の神奈川大会で優勝し応援席に駆け出す東海大相模ナイン

 新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園大会が中止になったことを受け、都道府県独自の代替大会を検討する動きが進むなか、全国屈指の激戦区・神奈川は、開催が厳しい状況にある。

 神奈川県教育委員会が22日に発表した県立校の教育活動の再開に関するガイドラインによれば、緊急事態宣言解除翌日から4週間程度は部活動自粛など厳しい条件となっている。代替大会は「未定」としている神奈川だが、昨夏は181校が参加し11球場を使用しており日程再編も困難。代替大会どころか、秋季大会の開催までも危ぶまれている。

 教育活動の段階的再開に合わせた部活動の内容は、別表のようになっている。通常登校に戻る8月下旬までの13週間、かなりの制約を受けるため、公立校の監督からは「自粛期間が長いうえ、再開後の練習時間が短い」、「ただ自粛するだけでなく、学校が分散登校の時は分散練習を認めてもらうなど、練習時間、練習試合への理解がほしい」との声が聞かれた。

 練習は、全て校内で自校の生徒のみとなっており、対外試合も不可能。この練習内容で大会を開くことには無理がある。ある監督は「ガイドラインの中で実施するのは厳しい。それなら地区(地域)ごとで試合を行い、3年生に最後を飾らせてあげたい」と話した。「現在の感染状況を見極めて、ガイドラインを再検討してもらいたい」といった意見もあった。

 神奈川は例年、8月中旬から秋季大会の地区予選がスタートするが、この状況では、いつ開幕できるのか見通しが立たない。「代替大会だけでなく、1、2年生で臨む秋季大会まで影響が出そうで心配」と言う監督もいる。コロナ禍の中で、大会まで道筋を作ることができるのか。神奈川だけの問題ではないかもしれない。

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