【清水】MF西村恭史 リーグ再開後もスタメン守る

2月23日、F東京とのリーグ開幕戦に先発した清水MF西村
2月23日、F東京とのリーグ開幕戦に先発した清水MF西村

 昨夏、J2岡山へ期限付き移籍した。だがカテゴリーを落としたにも関わらず、ベンチ入りすらならないまま、清水に戻ってきた。

 「最初は必要とされて期限付き移籍したのに、J1昇格争いをしていた岡山のメンバーが固まっていき、あぶれてしまった。J2で出場できなかったのは本当につらかった」

 昨年横浜MでヘッドコーチでJ1制覇に貢献したクラモフスキー監督(41)は改革を断行。メニューも大幅に変わったが、攻撃サッカーは大阪・興国高時代から志向している、慣れた形。高いパスセンスをみせて、指揮官の目に留まった。

 「高校が攻撃的でつなぐサッカーだったのでやりにくさはなかった。そして今年やらないと、ほんまにやばいなと思った。1月の鹿児島キャンプに向け、(オフの)年末から準備してきた。キャンプ中、(ボランチに入っていた中村)慶太さんがケガして、チャンスが巡ってきた。同時に僕も調子が上がっていた。キャンプも1~2年目よりやれている実感があったし、ケガなくやりきれたのはよかった」

 開幕戦はMF中村慶太(26)と2ボランチを組み、攻撃でも存在感を発揮した。物怖じせず、守備も危なげなかった。1―3で敗れはしたがクラモフスキー監督にアピールできた。

「開幕戦に先発できたのは自信になった。リーグ戦に向けて、いいイメージを持ちながら、足りないところを改善したい」

 開幕戦では敗れたものの、3月17日にプロA契約も締結するなど順風満帆。だが新型コロナウイルス感染拡大防止のためリーグ戦が中断し、流れは一度途切れた。

 「仕方ない。海外もそうだし、誰かがどうこうできる話じゃない。悔しいけど、ゼロからになると思う」

 調整が遅れていたMFヘナトアウグスト(28)がチーム練習に合流。中村、DF岡崎慎(21)らのボランチ争いは、し烈になった。

 「活動停止期間中に体を大きくするように取り組んだ。開幕戦に出て、(J1レベルの)外国人にも負けないようにしたいと思った。F東京戦で倒されたわけではなかったけど日本人は外国人に当たり負けしがち。体幹を鍛えたい。シーズンがあるとそういうトレーニングはできない。リーグ再開が決まったら練習試合からポシジョン争いを制したい」

 東京五輪が来年に延期。U―23日本代表のボランチは川崎MF田中碧(21)、ズウォレMF中山雄太(23)らがいるなど、高いレベルが求められるが、挑戦していく。

 「まずは清水で試合に出たい。出続けていけば、五輪も狙えるようになると思う。世代別代表は高3のときに候補止まりで試合に出たことはない。清水で試合に出てから、多くの人が僕のことを知ってくれた。五輪に出たらもっと名前とプレーを覚えてもらえるはず、アピールしたい」

◆西村 恭史(にしむら・やすふみ)1999年11月4日、大阪府生まれ。20歳。興国高(大阪)を経て18年に清水入り。昨夏にJ2岡山へ期限付き移籍し、今年復帰。利き足は右。J1通算1試合0得点。185センチ、73キロ。

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