尚志サッカー部1年・小野文也 同じ福島県湯本高監督の父に「負けない」

親子対決へ闘志を燃やす尚志・小野
親子対決へ闘志を燃やす尚志・小野

 11、18年度の全国高校サッカー選手権で4強入りした尚志(福島)に、この春48人の新入生が加わった。地元出身のルーキーを紹介する第2回は、いわき市出身のDF小野文也(15)。他校で監督を務める父・隆志さんとの対決に闘志を燃やしている。

 父の言葉に、言い返すことができなかった。小野が3月の入寮に向け準備を整えていたある日のこと。昨秋、尚志への進学を相談した際には賛成してくれた隆志さんが、まるで突き放すように言った。「家にいる時は父親だけど、家の外にいる時はライバルだからな」。

 そう、実は隆志さんは同じ福島にある湯本高サッカー部の監督。湯本は2017年、新人戦県大会の準決勝で尚志と対戦も0―2で敗れた。父にとって、全国切符をつかむためには尚志は倒さなければならないライバルだ。親子対決の実現は、息子も望むところ。「対戦してみたいですね。僕も負けたくはないです」と闘志を燃やす。

 昨年の茨城国体(少年男子)では中3ながら福島代表入り。1学年上の尚志1年生(当時)がメンバーの中心だったが、唯一の中学生代表だった小野も1回戦(対熊本、0●2)で途中出場を果たした。身長164センチ。右サイドバックを得意とするが、GK以外ならどこでもこなせるユーティリティープレーヤーだ。

 尊敬する選手は、日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)。「長友選手は小さい体でも、外国人選手にも当たり負けすることのない強さがあるし、献身的に走るプレーがとても好きです」。本人の著書などを見て体幹トレーニングも行っている。仲村浩二監督(47)は「中学の時、体力測定で、全種目でA(最高の評価)をもらったのが小野。本当に身体能力が高いですし、いい選手ですね」と期待を寄せる。

 小野は「福島出身なので、福島の人に元気を与えられるような選手になりたい。まずはレギュラーを取ることが一番の目標。でもチームのためにプラスになることができればいいです」と明るい表情で語った。性格もいたって真面目な“尚志の長友”が、大きく羽ばたく。(高橋 宏磁)

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