小池百合子都知事が「ロードマップ」公表 26日にも無観客試合解禁、ステップ上がれば6月9日には観客入場も

記者会見する東京都の小池百合子知事
記者会見する東京都の小池百合子知事

 東京都の小池百合子知事は22日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請を段階的に緩和する「ロードマップ(行程表)」を発表した。緩和は3段階で実施され、「ステップ1」でプロ野球などの無観客試合が可能に、「ステップ2」では観客を入れることも可能になる。接待を伴う飲食店などクラスター(感染者集団)の発生歴がある施設については、国の対処方針を踏まえて検討する。緩和は、国が25日に緊急事態宣言を解除した場合、26日午前0時から実施される見通しだ。

 都独自の出口戦略にあたる「ロードマップ」の詳細がようやく公表された。

 小池氏は、国が25日に首都圏の緊急事態宣言を解除する可能性に触れ、「国が解除を判断したら、速やかに緩和したい」と述べた。緩和措置は、早ければ26日午前0時から開始される見通し。当初は6月に入ってから自粛緩和を実施する考えを示していたが、都の感染者数が減少傾向にあることなどから、開始時期を早める形となった。

 緩和のステップは3段階。次の段階に進むまでの期間は約2週間を基本とし、感染状況によっては短くなることもあるという。

 「ステップ1」では、観客席の使用停止を条件に運動施設の利用が認められる。これにより、プロ野球やバスケットボールBリーグなどの無観客試合が可能になる。26日に緩和措置が開始となり、都が原則の判断期間としている2週間を経て「ステップ2」に進めば、6月9日ごろには観客を入れることも可能とみられる。都はイベントの開催規模の上限も50人、100人、1000人と3段階で拡大する方針だが、運動施設などの上限人数については、今後の国の対処方針などを踏まえて検討するとしている。

 当初案では、3段階目で緩和予定だった飲食店が「ステップ1」の対象施設に変更され、営業終了時間も現行の午後8時から午後10時までに延長。「ステップ3」の段階で営業が午前0時まで可能となる。

 一方で、接待を伴う飲食店やライブハウスなどは、「ステップ3」の段階でも緩和対象に含まれなかった。小池氏は、「クラスターや3密が発生しやすく、感染リスクが高い施設については慎重に検討したい」と述べ、国の対処方針などを踏まえ、対応を検討するとした。

 緩和に向けての都独自の「1日当たりの新規感染者が20人未満」など7つの指標の達成状況について、「レインボーブリッジ」を7色に点灯し、都民に周知する案を披露。点灯は宣言の解除後からで、感染状況が悪化した場合は、警戒を呼び掛ける「東京アラート」を発信し、レインボーブリッジを赤色に染める。

 小池氏は、首都圏の1都3県で足並みをそろえて緩和を進めることを強調し、連携を強化するとした。緩和措置を進めると同時に「感染の第2波への備えが重要」とも力説。PCRセンターの拡大などの方針を示した。さらに国に対しても入国管理など水際対策の強化を要望することを明らかにした。

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