プロ野球、全面クリア 25日にも6・19開幕決定…第2波にも最大限の備え

マツダスタジアムで医療・福祉関係者らに感謝の意を表すため「フライデーオベーション」を行う広島ナイン(カメラ・豊田 秀一)
マツダスタジアムで医療・福祉関係者らに感謝の意を表すため「フライデーオベーション」を行う広島ナイン(カメラ・豊田 秀一)
プロ野球とJリーグの今後の予定
プロ野球とJリーグの今後の予定

 新型コロナウイルスの影響で開幕を延期しているプロ野球が、6月19日の開幕に大きく前進した。22日、Jリーグとの対策連絡会議を行い、専門家チームの賀来座長から「開催できる状況になってきている」と開幕に前向きな見解が示された。また東京都の小池知事は、緊急事態宣言解除後に無観客試合が可能との方針を明言。専門家と、一時は感染状況が最も深刻だった首都の理解を得たことで、週明けの25日にも「6・19」開幕が正式決定する可能性が高まった。

 未曽有の苦難に直面したシーズンの入り口が、明確に見えてきた。専門家を交えた対策連絡会議と12球団代表者会議をオンラインで開催。斉藤コミッショナーは、早ければ25日に首都圏と北海道の緊急事態宣言が解除される可能性に触れた上で「正式に解除になれば開催日、練習試合を含めて発表できるのではないか」と明るい見通しを示した。開幕日の発表こそ見送ったが、「6・19」開幕から最大120試合実施へ、鮮明に道が開けた。

 全国で緊急事態宣言中だった11日には開幕日を設定できない状況だったが、感染状況は徐々に改善されてきた。14日には39県、21日には関西3府県で宣言が解除され、残る首都圏と北海道も25日に解除される可能性がある。対策連絡会議では、これまで慎重だった専門家チームの賀来座長から「開催できる状況になってきている」と開幕に前向きな見解が示された。

 専門家のお墨付きに加え、力強い後押しもあった。東京都の小池知事がこの日、25日に宣言が解除された場合、各種規制を緩和していくロードマップの「ステップ1」の一つとしてプロ野球の無観客試合開催を認める方針を示した。一時は感染状況の悪化が懸念された東京からの“OK”に、斉藤コミッショナーは「都と球団との理解ができたと思っている」と感謝した。

 専門家と首都の理解が得られたことで、最短の目標に設定している「6・19」に無観客試合での開幕が実現する可能性が高まった。すでに交流戦とオールスター戦の中止が決定。クライマックスシリーズも中止となる可能性もあるが、最大120試合消化と11月21日からの日本シリーズ開催へ大きく前進した。

 25日に全面的な宣言解除となれば、プロ野球は6月から一気に動き出す。事実上のオープン戦となる対外試合は、同2日から関東と関東以外に分かれる形で集中開催。開幕後は、セ・リーグが首都圏と首都圏以外で数週間ごとに集中開催する日程案、パは1カード6連戦を軸としたスケジュールが練られている。25日には再度12球団代表者会議を行い、感染防止策とリスク管理をまとめた独自のガイドラインの完成を目指す。第2波にも最大限の備えをした上で、国民的スポーツがスタートを切る。

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