無観客試合にサポーターをZoomで招待“アウェー席”も販売 デンマークのクラブが実施へ

AGFオーフスの公式インスタグラムより(@agffodbold)
AGFオーフスの公式インスタグラムより(@agffodbold)

 デンマーク1部で3位につけるAGFオーフスが、無観客試合における革新的な施策を発表し、話題を呼んでいる。

 ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」上でサポーターをスタジアムに招待するという。クラブ公式インスタグラムは20日、得点を決めた選手が、画面に表示されたサポーターの前でゴールパフォーマンスを行う画像を紹介した。

 クラブによると、“観戦チケット”は無料。22のセクションから選択可能で、“アウェー席”も販売するという。クラブは「選手はリビングにいるサポーターから声援を感じることができる。ソーシャルディスタンスを保ちながら、(サポーターの)心とフットボールが近づく試みだ」と発信した。再開試合となる29日のランダース戦で実施する。

 また同じくデンマーク1部のFCミディランは、スタジアム外に大型ビジョンを設置し、約2000台分を確保した駐車場から車内でビジョンを観戦する「ドライブイン観戦」を準備していることを発表している。

 サポーターの顔写真付き人形を設置する試みが世界中で話題を呼んでいるドイツ1部ボルシアMGのスタジアムは、23日のレバークーゼン戦でお披露目となる。他にも録音応援歌の再生やスポンサーのビッグフラッグ設置など、クラブによって取り組みは様々。韓国1部FCソウルは何を血迷ったのか、客席にラブドールという置いてはいけないもの(いてはいけないもの)を置いてしまい罰金を食らってしまったが、世界中のクラブが趣向を凝らした施策をひねり出している。

 Jリーグの村井満チェアマンは「あくまで私の妄想ですが」と前置きした上で、サポーター代表1人をゴール裏に招く案や、健康が確認されたクラブスタッフを客席に入れる案(妄想)を明かしているほか、デジタル施策に積極的にトライしていく方針を明かしている。

 かねてチェアマンは無観客での試合を「最後の最後の手段」と語っていたが、22日に専門家から無観客開催の進言がなされ、いよいよ本格的に「最後の最後の手段」と向き合う時が来た。様々な制約を乗り越える必要があるが、リーグ主導の試みはもちろん、世界に紹介されるようなクラブ主導の革新的なアイデアにも期待したい。(記者コラム「〇日後に再開するJリーグ」担当・岡島 智哉)

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