ラグビー最多キャップ98の大野引退会見「選手としてやり残したことはない」

大野均
大野均

 ラグビー元日本代表ロック大野均(42)=東芝=が22日、オンラインで引退会見を開いた。W杯3大会出場、日本代表最多98キャップを積み重ねた鉄人は「昨年から膝の痛みが出て回復が見込めなかった。代表、東芝で若い選手の台頭があり、これ以上、選手としてやり残したことはないという思いで引退を決めた」と声を詰まらせた。

 日本代表で最も印象に残っている試合には、15年W杯イングランド大会1次リーグ初戦で南アフリカを破った「ブライトンの奇跡」と並び、13年6月15日のウェールズ戦勝利を挙げた。代表入りした2004年に敵地で0―98の惨敗を喫しており「9年後に秩父宮で勝てる、そういう試合ができると思っていなかった。ノーサイドをベンチで見届けて、涙でグラウンドが見えなかった」と振り返った。

 日大工学部からラグビーを始めた遅咲きだった。「キックもパスも下手くそで、チームに何が貢献できるか考えたら走ることと激しさだった。ロックだからここまで長くできた。上手だったら迷ってしまって、ここまでできなかったかもしれない」という。新型コロナウイルスの影響で思うように練習できない子供たちに向けては「悔しい、つらい思いしている高校生がたくさんいると思うが、自分だけじゃない、そういう思いの人がいっぱいいるというのを胸に刻んで過ごしてほしい」とメッセージを送った。

 今後については東芝と話し合っておりコーチ就任など具体的なことは決まっていない。「できることを見つけて、自分にしかできないことをやっていきたい」と話した。地元・福島にも「時間をみつけてグラウンドに足を運んで強化に貢献したい」と思いを寄せた。

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