【2017年5月28日】佐藤琢磨が日本人初となるインディ500優勝の歴史的快挙

2017年5月のインディ500を制し、帰国後の報告会で花束を受け取った佐藤琢磨
2017年5月のインディ500を制し、帰国後の報告会で花束を受け取った佐藤琢磨

 2017年5月28日、自動車のインディカー・シリーズ・インディ500(200周)決勝が米インディアナポリスで行われ、当時40歳の佐藤琢磨(ホンダ)が日本人として初優勝をつかんだ。13年カリフォルニア州ロングビーチでの初V以来、通算2勝目。アジア人としても初制覇だった。

 インディ500に8度目出場の佐藤は予選4番手で、決勝は2列目から発進した。残り5周で、インディ500で3勝のカストロネベスを追って勝負に出た。直線で横に並ぶと、一気に追い抜いた。猛追する実力者に一度は並ばれかけたが、絶妙なコース取りでトップを死守。目の肥えた米国のファンが総立ちになる勝負に0秒2差で勝利し、歴史的快挙を成し遂げた。

 優勝者が牛乳で祝杯を挙げる伝統行事もこなし、「実感が湧かない。この瞬間が人生最高の時だろう」と喜びに浸った。凱旋(がいせん)帰国後の同年8月4日にはこの功績が評価され、内閣総理大臣顕彰を官邸で授与された。

 優勝後、米ニューヨーク州などで行われたイベントにも参加し、多くの祝福を受けた。一方で、米紙デンバー・ポストの記者が日本人の優勝についてツイッターに差別的な投稿。多くの非難を浴びて、同紙が記者を解雇する一件も起きた。

 佐藤は2020年もインディカー・シリーズと契約を更新。世界トップドライバーとして現在も活躍する。インディ500は18年にリタイアで連覇を逃したが、昨年は3位に入った。F1モナコグランプリ、ル・マン24時間耐久レースと合わせた“世界3大レース”の一つを制し、日本のモータースポーツ史に新たな金字塔を打ち立てた。

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