【2017年5月27日】Bリーグ初年度ファイナル 栃木VS川崎 元NBA・田臥勇太が見せた決死のダイブ

2017年のBリーグチャンピオンシップを制し、喜びに浸った栃木・田臥勇太
2017年のBリーグチャンピオンシップを制し、喜びに浸った栃木・田臥勇太
川崎とのBリーグチャンピオンシップの第4クォーター、ライン際のボールを取ろうと客席に突っ込む栃木・田臥
川崎とのBリーグチャンピオンシップの第4クォーター、ライン際のボールを取ろうと客席に突っ込む栃木・田臥

 2016年9月、プロ野球、サッカーJリーグに次ぐ第3のプロスポーツとしてバスケットボール男子のBリーグが開幕。そして初年度のファイナルは2017年5月27日に国立代々木競技場で開催された。

 レギュラーシーズン60試合、チャンピオンシップの準々決勝、準決勝を勝ち抜いて決勝の舞台にたどり着いたのは東地区1位の栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)と、中地区1位の川崎ブレイブサンダースだった。1万144人の観客が集まり、会場は超満員。日本のバスケ史で見たことのない光景が広がった。最高の雰囲気に、元NBAプレーヤーの栃木・田臥勇太も「これだけのお客さんの前でプレーできてこんなにうれしいことはない」と喜びをかみしめた。

 試合は最終第4クオーター(Q)までもつれ込んだ。残り6分20秒の時点で、栃木は古川孝敏(現・秋田)の3点シュートで70―69と逆転。そこから互いに得点を奪い合う緊迫の展開。だが残り37秒、田臥勇太が試合を決定づけた。ゴールに向かってドライブすると、ディフェンスをうまく引きつけてゴール下にいた味方にアシスト。ノーマークになったジェフ・ギブスが軽々と2点を追加し、84―79と5点差にまで広げた。

 「栃木が勝つだろうな」-。そんな空気さえ漂ったが、田臥は違った。栃木6点リードの残り16秒、当時36歳の大ベテランは、コートの外に出たボールに身を投げ出して飛びついた。コートサイドの客席2列目まで飛び込む決死のダイブ。観客も驚いたように立ち上がり、歓声が沸き起こった。自らの危険も顧みず「まだ試合は終わっていない」と仲間に背中でメッセージを伝えたように見えた。試合は85―79で栃木が勝利。Bリーグ最初のチャンピオンに輝いた。

 田臥は「泥臭いところは負けない。若手に負けない」を信念にプレーし続けている。まさに田臥の勝利に対する強い執着心が、栃木をBリーグ初代王者へと導いた。

2017年のBリーグチャンピオンシップを制し、喜びに浸った栃木・田臥勇太
川崎とのBリーグチャンピオンシップの第4クォーター、ライン際のボールを取ろうと客席に突っ込む栃木・田臥
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