夏の甲子園の中止が正式決定 79年ぶり3度目、春夏連続の中止は史上初

2019年の開会式
2019年の開会式

 日本高野連は20日、オンラインで運営委員会を開き、8月10日に開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会の中止を決めた。引き続き行われた理事会で正式に決定した。

 夏の甲子園の中止は戦後初。米騒動の1918年、戦局が深刻化した41年に次いで79年ぶり3度目。戦争での中断(42年春から46年春)を除けば、春夏連続の中止は史上初となった。

 4月7日に東京、大阪など7都府県で政府の緊急事態宣言が発令。16日に対象が全国に拡大した。5月14日に39県で解除されたが、まだ多くの学校で部活動再開のめどが立っていない。49代表校を決める全地方大会を8月上旬までに終えるのは困難な状況になっている。準備期間が短く、熱中症など健康面の不安も拭えない。全国大会では、県をまたいでの移動や宿泊が長期間にわたるため、万全の感染予防対策を取ることも厳しい。

 各都道府県高野連は代替大会を模索しており、49大会中、半分以上が開催を検討している。

 

◇過去に中止となった甲子園大会(夏は当時の名称が中等学校優勝大会)

 ▽1918年夏(大正7年、鳴尾球場で開催) 第4回大会は、富山県に端を発した米価高騰に伴う暴動、いわゆる米騒動が全国に波及。代表14校が決定し、大阪入りしていたが中止に。14校にこの大会出場歴はカウントされている。

 ▽1941年夏(昭和16年) 第27回大会は戦局が深刻化。文部省次官通達で全国的な催しが禁止され、地方大会半ばで中止に。2連覇中だった和歌山・海草中(現向陽高)の3連覇の夢は幻になった。翌42年春から46年春までは中断され、46年夏から再開。

 ▽2020年春(令和2年) 第92回大会は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月4日に史上初の無観客開催で準備を進め、中止も視野に入れて1週間後に最終決定すると発表。開幕8日前の11日にセンバツ史上初の中止が決まった。32校に出場歴はカウントされている。

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