【巨人】07年、クールな男が興奮 高橋由伸のプレイボール弾…ファンが選んだ思い出の開幕戦

打った瞬間、右手を掲げて走り出した高橋由。07~09年の巨人リーグ3連覇はここから始まった
打った瞬間、右手を掲げて走り出した高橋由。07~09年の巨人リーグ3連覇はここから始まった

◆横浜2―3巨人(2007年3月30日・横浜)

 スポーツ報知では、このほどSNS連動企画「思い出の巨人開幕戦」特集を実施。「スポーツ報知巨人取材班」のツイッターでファンから印象に残るオープニングゲームを募集した。ファンから寄せられた過去の開幕戦から、本紙が3試合をピックアップ。G戦士が躍動した名場面を思い出しながら、開幕までの時間をお楽しみ下さい。(取材・構成=小林圭太、河原崎功治、中間卓也)

 前巨人監督でスポーツ報知評論家の高橋由伸氏が、横浜との開幕戦で放った初球先頭打者本塁打。この試合が特にファンの反響が大きかった。「2007年の高橋由伸を上回るインパクトは今になっても出てこない」と懐かしむファンがいるように、13年たった今も、そのシーンは鮮烈だ。

 開幕セレモニーの余韻が残る敵地・横浜。相手先発・三浦(現DeNA2軍監督)が投じた初球。高橋由が真ん中のスライダーを完璧に捉えた。打球は右翼席中段へ一直線。クールな男が一塁ベースを回る前からアーチを確信して、右手を掲げて走り出した。

 開幕戦でのプレーボール直後の先頭打者初球本塁打は、慶大の大先輩、阪急・衆樹(もろき)に次いで2人目、セ・リーグでは初の快挙だった。「わけが分からないうちに打っていた。ガッツポーズはうれしくて自然と出た。よく覚えていない」と当時を興奮状態で振り返った。

 この試合を思い出に残る開幕戦に挙げたファンは「忘れられません。全身身震いしたのを覚えています」、「『マンガかよ!』って思わず叫んじゃいました」、「自分の中でインパクトがでかすぎて、これに勝てるものは思い浮かばない」と思い起こす。

 このアーチで先行した巨人は3回に勝ち越しを許すも、4回、李承ヨプ、ゴンザレスの連続本塁打で再逆転に成功。初の開幕投手になった内海(現西武)が7回2失点の粘投で勝利した。

 この年の原巨人は打線の目玉となる「1番・高橋由」や日本ハムからFA移籍の小笠原(現日本ハムヘッド兼打撃コーチ)、阿部(現巨人2軍監督)らの活躍と、投げては内海、高橋尚、木佐貫(現巨人2軍投手コーチ)らが先発ローテで奮闘し、リーグ優勝。前年4位から躍進した。

 高橋由は、初回先頭打者アーチ9本の日本新記録をつくり、巧みなバットコントロールにパンチ力を兼ね備え、高橋由だけの1番像を確立して5年ぶりのV奪回に大きく貢献。ファンからは「由伸さんが今年こそと言わんばかりの号砲をかっ飛ばした名シーン。実際に優勝したからさらに尊い」といった称賛の声が相次いだ。

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請