新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中断していたドイツリーグ(ブンデスリーガ)は16日に約2か月の休止期間を経て、欧州主要リーグで最も早く再開する。ホームでボルシアMGと対戦するフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(23)は、日本でリーグ戦を中継するCS放送「スカパー!」のインタビューに応じ、残り10試合でのリーグ戦初得点に照準を合わせた。
フランクフルトでの計3シーズン目となった今季、鎌田は初めてドイツ1部でレギュラーをつかんだ。欧州リーグ(EL)のアーセナル戦でのハットトリックなどEL、カップ戦で計8ゴールと結果を残した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、リーグ戦は3月中旬に中断された。好調だったせいか、この間も気持ちは前向きだった。
「今季は(中断まで)忙しかった。ELもカップ戦もあり、子供や奥さんとの時間が少なかった。うまく家族との時間が取れたことは、僕にとってはいいことだったと思う」
コロナ禍で自宅待機など、ピッチで練習ができない期間もあった約2か月の中断。しかし、そんな時間もライバルたちとの差を縮めるチャンスととらえていた。
「気持ちの面は難しい部分がありましたけど、考え方をうまく変えて。ブンデスリーガにはすごい選手が多くいて、自分との差を感じていた。でもこの期間はみんな家にいて何もできない中、他の人より(練習を)やることによって、少しでもその距離を縮めようと。自分が上にいくために活用できればと。できるだけトレーニングを切らさず、うまくできたと思う」残留と定位置狙う
リーグは6月30日までの全日程消化を目指す。フランクフルトは上位進出が厳しい12位だが、鎌田にとって1部残留というミッションがある。個人としても、リーグ戦初ゴールという達成したい目標がある。
「まずはとにかく残留。中断前は試合に出ていましたけど、ポジション争いは大変。まずは自分としては試合に絶対出たい。あとはブンデスリーガで点を取れていない。個人としてはブンデスリーガでの得点に重きを置いてやっていきます」