「マリサポから社会を支えるあなたへ#マリサポから4U」と題された2分20秒の動画が13日に公開され、話題を呼んでいる。
「マリサポ」とは「J1横浜F・マリノスのサポーター」のこと。「4U」とは「For You」のことで、「You」はコロナ禍でも社会の安全や市民の生活を守るために働いている方々を指す。
不朽の名作レ・ミゼラブルでおなじみの「民衆の歌」に合わせ、のべ140人のサポーターが映像または歌唱で参加。8名で構成された「マリサポから社会を支えるあなたへ実行委員会」が企画・拡散を行い、協力を申し出たサポーターが自宅などで撮影・録音した個々のデータを編集した。
緊急事態宣言に伴う自粛要請を受ける中、医療従事者をはじめ、運送関係者、小売店の店員など、感染リスクを抱えながら様々な業種の方が日夜働き、社会を動かしている。
実行委員会は「そんな方々に感謝の気持ち、応援の声やメッセージを少しでも届けたい…実行委員のひょんなツイートからこのプロジェクトは立ち上がりました。自宅にいながらも、誰とも会わずに打ち合わせ、作業せずともできることは何かないのだろうか。だって私たちにとって“応援”は“日常”だから。そんな我々の呼びかけに対し、ご自宅から多くの歌声を、メッセージを、気持ちをお寄せいただきました」と発信している。
南米のチリや、米国在住のマリノスサポーターや、横浜に住むインドネシア人のサポーターも参加。動画を視聴したJリーグの原博実副理事は、自身のツイッターで「マリサポのみなさんありがとう。元気もらいました!」とつづった。たかがスポーツ、されどスポーツ。たかがサッカー、されどサッカー。そして、たかがサポーター、されどサポーター、である。(記者コラム「〇日後に再開するJリーグ」担当・岡島 智哉)