1993年に国立競技場でリーグ旗揚げ戦のV川崎―横浜Mが行われた5月15日は「Jリーグの日」と呼ばれる。開幕から27年の“誕生日”を迎えるにあたり、村井満チェアマン(60)は14日に談話を発表した。
村井チェアマンは、談話で、新型コロナウイルスの影響で公式戦を開催できない状況が続いていることに触れ、「前を向いて、今『Jリーグにできること』を常に考え、これから広がる新しい、希望に満ちた風景をともにつくっていきましょう」と呼びかけた。
リーグは、2月下旬から全公式戦を中断。3月上旬からは、日本野球機構(NPB)と「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立し、専門家チームと意見交換し、再開への道を模索している。すでに再開した韓国Kリーグや、16日の再開が決定しているドイツ・ブンデスリーガのマニュアルなどを参考に、再開準備やクラブ救済に注力する。
村井チェアマンは、続けて「リーグは初めて、サッカーのない5月15日を迎えています。クラブ関係者、リーグスタッフ、パートナーの皆さまなどと手を携え、ワクワクするようなサッカーをお届けする日を目指して、全力で準備を進めています。私はスポーツが持つ可能性を、誰よりも信じています」とつづった。