憧れやこだわり詰まった大相撲の「締め込み」色もイロイロ…「大相撲報知場所」5日目

19年初場所で、「金の締め込み」対決をする遠藤(右)と輝
19年初場所で、「金の締め込み」対決をする遠藤(右)と輝

 コロナ禍により、大相撲夏場所は延期案を経て、中止が決まった。日本相撲協会の苦渋の決断だが、力士らは下を向かずに無観客での東京開催を目指す7月場所(同19日初日)へ目標を切り替えた。スポーツ報知では本来なら夏場所初日だった10日から本場所と同じ全15日間、「大相撲報知場所」と題した連載で注目力士、角界の雑学などを取り上げる。

 大相撲の本場所で十両以上の力士が着用する締め込み。博多織のつやのある絹織物で作られる色とりどりの“ユニホーム”は、土俵に彩りを与える。幕下以下は稽古場で使う黒い木綿のまわしを使用するため、締め込みの着用は関取の特権でもある。

 後援者らから贈られることが多い締め込みだが、色は力士が選ぶ。「黄金の締め込み」といえば、第54代横綱・輪島。同じ石川出身で遠縁にあたる幕内・輝(高田川)は、尊敬する大先輩と同色の締め込みで新十両の土俵に上がった。昨年初場所、同じく同郷の幕内・遠藤(追手風)との一番では、「金の締め込み」対決も実現した。

  • 焦げ茶色の締め込みを着ける白鵬
  • 焦げ茶色の締め込みを着ける白鵬

 色を選ぶ理由もそれぞれだ。2008年初場所から現在の焦げ茶色を使用している横綱・白鵬(宮城野)は「誰も着けてなくて、珍しいから」と語った。昨年初場所、大関取りに挑んでいた新関脇・貴景勝(千賀ノ浦)は、それまでの紫からシルバーに変更。「琴桜さんを映像で見て、いいなと思った」と、怒濤(どとう)の突き押しで「猛牛」の異名を取った第53代横綱を見据える。

 締め込みの間に挟んで垂らす「さがり」の本数は、縁起をかついで割り切れない奇数に限られるが、「15日間白星」の願掛けで15本にする関取もいる。力士の数だけ、こだわりがある。

19年初場所で、「金の締め込み」対決をする遠藤(右)と輝
焦げ茶色の締め込みを着ける白鵬
すべての写真を見る 2枚

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請