【2006年5月14日】大畑大介 65トライ目で世界新記録達成「さすが?でしょ」

大畑大介
大畑大介

 2006年5月14日、ラグビー日本代表ウィング大畑大介(30)=神戸製鋼=が、ジョージア戦の後半ロスタイム、世界新記録となる65トライを達成した。モールから出たパスを受け左サイドを駆け抜けた。96年の代表デビューから10年、出場55試合目、地元・大阪の花園ラグビー場で観戦する家族の前での達成に「さすが? でしょ」と笑う役者ぶり。2007年フランスW杯直前の8月、練習試合ポルトガル戦で左アキレス腱断裂の悪夢に見舞われるまで、58試合で積み重ねた69トライの金字塔はいまだに破られていない。

 まだまだラグビー日本代表への注目度が低かった時代。身体能力を競うテレビ番組で活躍して知名度を高め、人気と実力を兼ね備えた数少ないスター選手だった。期待される状況に「しんどかった」と口にする一方、オーストラリア、ニュージーランド、イングランドなど強豪国の名選手を上回り「まさか日本人に抜かれるとは思わなかったでしょう」とプライドものぞかせていた。

 引き際も異例だった。10年度のトップリーグ開幕直前に「最後の雄姿を見に来てほしい」と引退を発表。最後までファン拡大に尽くした。姿勢の最終戦を待たずに右膝を負傷し選手生活を終え、その後は19年W杯アンバサダーなどとして広く活動している。2016年には坂田好弘氏に続き日本人2人目のワールドラグビー殿堂入りを果たした。「ラガーマンとしての大畑は永遠に不滅」の精神で、今後も普及、発展に努めていく。

 ◆大畑 大介(おおはた・だいすけ)1975年11月11日、大阪・東淀川区生まれ。45歳。東海大仰星高から京産大を経て98年に神戸製鋼入り。99、2000年度に全国社会人大会と日本選手権の連覇に貢献。海外でのプレーを経て03年度に神鋼に復帰し、トップリーグ初代王座に導く。99、03年W杯代表で通算3トライ。06年に右アキレス腱、07年に左アキレス腱を断裂。日本代表通算58キャップ、69トライ。176センチ、85キロ。家族は妻と2女。

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