横浜中華街「ドライブスルー」開始、活気取り戻すきっかけ期待

料理を渡す中華街関係者
料理を渡す中華街関係者

 横浜市中区の中華街発展会協同組合は13日、店舗に行かなくても弁当を受け取ることが出来る「中華街ドライブスルー」のサービスを始めた。

 あらかじめサービスに参加した約20店舗に電話をかけて注文。日時を指定すると、ドライブスルーエリアとなった駐車場まで弁当を届けてもらえる仕組みだ。窓を開けただけで手渡しが可能。人との接触を最低限にした上で、中華街の一流店の料理を持ち帰ることが出来る。初日だったこの日は20人ほどが利用した。6月末まで続ける予定だ。

 中華街が受けた新型コロナウイルスの影響は、他の地域よりも深刻だった。中国・武漢市でウイルスが発生したとされたことで、1月から客足は激減。国内初の感染者が確認された際も、神奈川県在住の中国籍の男性だったため、「中華街から」というデマも広がった。例年、中国の旧正月になる1月下旬の春節の時期は大にぎわいとなるが、今年は多くのイベントが中止。さらに2月にはクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が中華街近くの港に停泊していたことが追い打ちをかけた。「かなりの風評被害でした」(組合担当者)。

 不要不急の外出自粛が呼びかけられた3月以降は休業する店も増え、一時期は9割以上が休業。日常を取り戻すため、ドライブスルーという新たなサービスを始めた。組合の担当者は「いつか絶対終息するわけですから、街の皆さんのキッチンを少しでも稼働できるきっかけになれば。中華街の活気を取り戻したいと思っているのが一番です」と願っていた。

(安藤 宏太)

社会

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